Yamanasi Mountain Stream

結城 賢二

2013年09月24日 23:12

2013年渓流シーズンも、残ること数日

前日、相模湾で海に出て帰宅後、タックルの片付けを行い、数時間の仮眠をとって

以前から行ってみたかった、山梨県のゴルジュの源流へ向かった。

夜中に車を走らせる事、数時間

山間部の集落に到着する頃には、フロントガラスに打ちつける程の強い雨

これには、参った。

正直、「増水と濁りで釣りが出来ないかもな」と思ったが、

折角、ここまで来た事だし、トレッキングがてら、フィールドへ向かった。

山道を走る頃には、雨も止みだし、幻想的な霧が掛かる。

車のウィンドウを開けると、山間の木々の香りと、ツンとした冷たい空気が、眠気を覚ましてくれる。

地図を片手に夜明け頃、目的の林道に入る。

細く誰も来ない林道を、恐怖心と好奇心が入り混じり突き進む。

途中、崖崩れを起した場所を、数か所通り抜け、目的地に到着した。

しかし禁漁前に楽しみたいと考える事は、皆同じなのか、

ここまで山間部でも、前日から、車中泊しながら楽しむアングラーの車が止まっていた。

大きく深呼吸をし、準備を済ませフィールドへ向かう。

秋めいた木々と鉛色の空





気温は、26℃

もう半袖では、寒さを感じる。

入渓すると、勿論、真新しい足跡があったが、ゴルジュの折り重なる源流は、

そんなネガティブな事を、忘れる程の美しさがある。





初めてのフィールドだけに、大場所をテンポよく打って行くが、追いがあるが、

後一歩の所で、フックまで至らない事が多く、人為的プレッシャーを感じずにはいられない。

ちょっとした釜をしつこく探ると、小さいながら、初フィールドで嬉しい一匹が、相手をしてくれた。









しかしこの魚体、全体的に白っぽく何かが違う。

ハイブリッド種の岩魚/山女魚である。

こんな放流も無い源流域で自然交配見るのは珍しい。

写真には、残して無かったが、逆サイドは、完全に岩魚になっていた。

なんとも奇妙な一匹。

更に、ゴルジュを登って行くと、釣り方を変え、大場所は避け、丁寧に小場所を攻めると、

元気に飛び出したのは、25cm無い位の綺麗な岩魚。
※デジカメのバッテリー切れの為に写真無し

その後も、時折、広葉樹の落ち葉を体に浴びながら





同サイズを数匹追加して、楽しませてもらった。

もう少し、登って行こうとも考えたが、疲れも残っていたので、下って入渓ポイントへ戻った。

一度、車へ戻り、一休みし帰りがてら、支流に入るが、既に正午前で、多くのアングラーの姿

小一時間上がるが、生命反応も、追いも無く、この日の釣りを終わらせた。

残念ながらサイズは出なかったが、初フィールドで岩魚に出会えて満足な一日を過ごせた。

来シーズンは、この水系の開拓も含め、年券を購入しようと思う。

- TACKLE DATA -

ロッド » SMITH/Super Strike TROUTIN`SPIN GS-50ULTR
リール » DAIWA/SPORTLINE ST-600X
ライン » ナイロン3ポンド
ルアー » D-INCITE44.蝦夷50S.METS40s.Alexandra50S・・・etc



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