Izu Kanogawa River

結城 賢二

2014年03月02日 23:52

1月の正月休みでの初釣り以降、何度となく予定していた釣行は、時化による中止や

関東地方を、2週に渡り襲った記録的な大雪等で、なかなか釣行できずに、

三寒四温のこの季節になってしまった。そして3月1日解禁日。

天気予報では、生憎の雨模様になるとの予想だったが、伊豆のアマゴに会いたくて深夜に車を走らせた。

夜明け前に伊豆に入り年券を購入し、軽く仮眠をして準備を始める。

僕の今年のシーズンの始まりだ。

そして久しぶりにフィールドでロッドを振れる喜びに感無量。




ウェーディングシューズに足を入れると、高まる期待に胸が沸く。

土手に降りると、菜の花が咲き始めていて、少しずつ春の近づきを感じた。




まずは、朝マズメから本流域中流に入り様子を見ながら上がって行くが、追いもなくノーバイトで移動する。

車で上がりながら、本流の各ポイントを覗いて行くが、既にアングラーで一杯だっった。

本流で一発を狙うか、支流に入るか悩める時間だったが、まずはアマゴの顔が見たい。

そんな思いで、大好きな支流に入る事にした。

淵を攻めると直ぐに小さいながらも、朱点のキレイなアマゴが迎えてくれた。


※ITO.CRAFT/蝦夷50SⅡ




何十年も釣りを続けているが、

小さくても、今年1匹目の魚、初アマゴってだけで手が震える僕が居る。

嬉しい一言に尽きる。

ありがとう!と一声掛け渓に戻って行く魚を眺めていた。

余談だが、支流で釣りをして思ったのが、今年は十数年振りに

リールをD社からS社に変更したが、僕の短い指でも

以前よりもフェザーリングが上手くいく実感があり、キャストが本当に楽しくなった。

この支流では、良型も含め数匹のアマゴと楽しめたが、痛恨のバラシの連続。

同行していたA木君も、今年初アマゴを堪能して移動をする事にした。

少しは余裕も出たので、新規開拓を含めて、今まで入った事の無い、支流の下流部に入り

長い距離を歩くが、生命感を無く、追いも無く集中力が続かない。

気分転換に周りを見ると、河津桜や梅が咲いていた。

河津川では、今が見頃のようだが、この地域では、すこし遅いみたいだ。







途中に出会ったアングラーに状況を聞くが、いい返事は聞けなかった。

そこで上流部を見てみたいと、大きく移動するが、解禁日と言うこともあり、支流も至るところ先行者。

日没までの間、この渓でロッドを振ろうと決め、丁寧にゆっくりと攻めて見る。

すると伊豆の河川では嬉しいのか嬉しくないのか微妙だが、

40オーバーの力強い引きのレインボーが掛かるが、またもやバラシ。

悔しいが、そんな日もあるさと、1日目を終わりにした。

ロッドを車に仕舞うと、途端に雨が降り出してきた。

1日もってくれただけで良かったが、

明日はどうなる事かと思いながらビールを飲み干し就寝した。

翌日も、春の冷たい雨が振り続けていた。

夜間は音を立て降っていたので、増水と濁りが気になったが、

川を覗くと然程でもなかったので本流中流から入る。




粘ったが、支流の最上流部が気になり、移動する。

支流の上流部は、先日の雪がまだまだ道にも残っていて気温も低い。







まるで僕の地元の東北の河川にでも来ているかのような錯覚に陥る。

一歩一歩雪を踏みながら、渓に入る。

それにしても鹿の足跡が多い。

良いところでは、低水温でもチェイスしてくれる。

2日目もバラシ病は治らず、やっと手にした一匹。


※OrynO/隼45型

A木くんもポツポツと釣りながら、正午過ぎまでこの渓で遊んで山を降りた。




帰り際に、本流を少し叩くが、冷たい雨で冷えた体と、

河津桜の観光の渋滞を考慮して今回の釣行を終わりにした。

サイズも数も出なかったし、バラシが多く課題が残る釣行だったが、久しぶりに川の音や匂いを感じ、

ロッドを振り、出会った魚は最高だった。これで今年も、始動したと言う実感で一杯だ。

次回はどこのフィールドに向うか楽しみで仕方無い。




-TACKLE DATA -

ロッド » SOULS/TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO/TWINPOWER 2000HGS
ライン » VARIVAS/SUPER TROUT ADVANCE 4id
ルアー »HOBO.麗’s45S.隼45型.Blues Ride45.BALLAD RⅡ.D-INCITE44.D-CONTACT50.蝦夷50SⅡ.Alexandra50S ・・・etc


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