SUZUKI Jimny JA71

結城 賢二

2015年04月19日 15:28

【もう一つの釣り道具】




最近よくブログで検索して頂いたり、実際聞かれるのが愛車の事。

僕の愛車は1990年式のSUZUKI Jimny JA71




2stエンジンから4ストロークエンジンに移行したモデル。

勿論、今の軽自動車規格の660ccエンジンでは無く550ccの非力なエンジン。

エアコンは搭載しているが、パワーステアリングやパワーウィンドウも無い。

ミッションは5MTでサスペンションは板バネ式。

この車体は、僕の手元に来る前にレストアして全塗装。

過去にエンジン・ミッション・クラッチの載せ換えを行っている。

今でも現役で25年間走り続けているタフで逞しい相方だ。

大きな構造変更は、2インチのリフトUP




変更に関しては、構造変更を掛けているので車検もこのままで問題ない。




「ジムニー欲しいけどどう?」とよく聞かれるのでインプレすると。

利点としてまずは維持費が安い。

JA71は、4ナンバー登録(貨物登録)なので軽自動車税は年間で4000円代に収まる。

保険料は、構造変更届けを出しているが、

通販型の車両保険無いタイプで年間で約2万円前後。

燃費は、近年のアイドリングストップ機能搭載のECOカーに比べると劣るが、

マッドタイヤを履いて街中で13~15kmぐらいは走ってくれる。

山間部では4WDを活かして狭い林道や軽くスタッグしそうな泥道でもグイグイ走る




これからの新緑シーズンの林道では、道を覆い被さった木々の枝や葉がボディーにぶつかり

傷をつけたりするが、そんな事は全くお構いなしでガンガン入れる。

車内スペースは、荷物を積む為にリアシートを外してラゲッジスペースを確保している。




リアシートを外す事で車中泊も問題なく出来る。

オフショアのマグロキャスティング用に持って行く

イグローの165qtを積んでもまだ余裕がある。

これにドカットや30ℓのクーラーを積んでも問題く釣行出来る。

ロッドは、量販店に置いてある収縮棒を利用して天井のスペースに設置している。

次に欠点は、JA71は先にも話したが、550ccのエンジンで非力で遅い事。

スピードに乗るのに時間が掛かるので、右車線を走るのには慣れと注意が必要。

特に片道400km以上走る遠征釣行では、数度の休憩を入れないと

板バネ・重ステのダイレクトに伝わる路面の振動が体の負担になる。

そして僕の車体の場合は、内装を剥がしているので

車内にエンジン音とマッドタイヤのロードノイズが響き

助手席の声はまず聞こえない程の騒音。

これもご愛嬌だと思って僕は乗っている。

JA71に関して言えば、現代の車と比べれば、快適性はゼロと言ったところだ。

しかしJA22以降のジムニーとなれば、これも全て解消されるだろう。

気になるこ故障に関していれば、流石の国産車。

以前所有していた、某イタリア車に比べたら

新品パーツ、リビルド品共に、良心的な値段と工賃で経済的だ。

トータル的には、「完全に釣り車=遊び道具」と考えるなら本当に満足して所有している。

僕の大事な釣り道具の一つになっている。




最新の軽1BOXの快適性、走行性能、居住空間には勝てないし

ファミリーカーとしての選択は、難しいかもしれないが、

こんな愛嬌のある名車と言っても過言では無いSUZUKI Jimny も捨てたものじゃない。

今シーズンも各地のフィールドにジムニーで行き楽しい時間を過ごしたいと思う。


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