Fukuoka Fishing Trip ①
【初冬の玄界灘へ ①】
それは今年6月の事だった。
ふと思いついた玄界灘への旅。
その時は、本当に行けるのかと
不安があったが、思い立ったら吉日。
当初は一人旅の予定だったが、
仲間も引き込んで
船の予約を入れていた僕が居た。
あれから数か月。
暑い夏の相模湾シーズンを終え
季節は初冬に移り変り
待ちに待ったこの日が来た。
憧れの地 九州 玄界灘の旅。
前日の夜は、子供のように寝れなかった。
ダッフルを背負い始発の電車に乗り込む。
始発の駅は、まだ暗く閑散としていて
冷やりとした冷たい空気がホームを抜け
初冬の香りがした。
次第に窓際からオレンジ色に美しく写り込む朝日。
「良い旅になりそうだ。」
友人と待ち合わせ場所の駅でピックアップしてもらい
成田に向かう。
旅は浮かれる程が丁度いい。
初日は移動日。
飛行機に乗るのも15年振り位。
全てが新鮮な僕。
分からないことは、
全て仲間が教えてくれるから安心だ。
僕らの旅が始まる。
飛行機に乗り込むと
更にそれを実感した。
飛び立つ飛行機。
窓から見える街並みの風景は
どんどん小さくなり、
眼下を見下ろすと
日頃の悩みなんて
なんてちっぽけな事なんだろうと
思う程だった。
どこまでも青い青空。
視界には見慣れた海と
雪化粧をした美しい富士山の姿。
日本一の山の姿に感動を覚える。
大の大人が、飛行機ではしゃぎながら、
一時間数分の空の旅を楽しんだ。
無事に初九州に到着し僕らは、
空港からレンタカーを借りた。
丁度、時刻はお昼頃。
お腹も空いたので
本場の博多ラーメンを食べる事にしたが、
人気店は日祭日が
お休みの店が多く
市内のラーメン店を数件回るが断念。
お腹も限界だったので
九州一食目は、
関東でもおなじみの一蘭
「
一蘭 天神西通り店」限定の
釜だれとんこつを食べた。
重箱に入っているという変わったスタイル。
初一蘭だったが、
癖無くマイルドで食べやすい
博多とんこつで美味しかった。
お腹も満たされて宿に向かう。
チェックインを済ませ。
事前に送っていたタックルをチェックしながら
明日の釣行初日の準備を済ませる。
準備を終わらせて
地元福岡のS野氏と初対面し
おススメのお店に連れて行ってもらった。
こんな場所に飲食店があるのかと思うほどの
住宅街の一角にひっそりとあったのが、
「
プラスバー」
福岡県 福岡市早良区田村二丁目11-27
本当に隠れ家的なお店で
店内に入れば、都心のカフェと間違う程の
オシャレな内装が目に付く。
しかしバーという名前だが、
メニューは地元玄界灘の鮮魚が目に付く。
日本一魚を捌いているバーと言うのだから
ギャップに笑ってしまった。
皆で福岡の夜に乾杯。
運ばれてきた料理は、
玄界灘で獲れた刺身盛りの数々。
季節を感じる美しい盛り付けと共に頂く
素晴らしく美味しい刺身。
どれもこれも処理が完璧で絶品の一言。
初めて食べたアカヤガラも
適度な歯ごたえと優しい甘味。
本当に美味しかった。
酒の肴が美味いと酒がどんどん進む。
指四本はある大きな太刀魚の塩焼き。
これも初めて食べた砂ずり刺し。
関東だと火を通すのが当たり前。
この生の歯ごたえはたまらく旨い。
〆は色々な鮮魚のアラで取った雑炊。
濃厚な出汁が言う事無し。
優しいマスターとスタッフの方に感謝。
福岡に行く際は、
絶対に行きたいお店になったのは間違いない。
楽しい話と美味しい料理に満足して
宿に戻りビールをグビグビ流し込む。
明日は、玄界灘釣行一日目。
どんなドラマが待っているのだろうか。
にほんブログ村
関連記事