Nagano AIki RIver

結城 賢二

2015年05月12日 17:01

【五月晴れの空の下で】




今年の僕のGWは暦通りの4連休だった。

鬼怒川水系や那珂川水系へ行こうか悩んだが、

昨年のGW後半に訪れた

2014/05/05
【蛙の鳴き声、鳥のさえずりを聞き、里川をゆっくり歩いた2日間】GW前半は、岩手で過ごし、後半は何処へ行こうかと考えていた。地元宮城に帰省しながら、福島、山形を釣り歩くのもいいかなと思ったが、大きな渋滞も考慮して今回は止め相木村へ遊びに行ってきた。渋滞を避け深夜に自宅を出たが、連休後…



信州 相木村の里川でのんびりと過ごす事にした。

連日の仕事の疲れもあり、

数時間仮眠して相木村を目指す。

財布に優しく下道のR299をひた走り、秩父の山を一つ越えて

ヤマメの里、群馬県上野村を抜けて細いぶどう峠でもう一つ山を越える。

出発が遅かった事もあり、ぶどう峠の山頂に到着したのは6時を回っていた。




外に出ると少し冷たく澄んだ空気が気持ちいい。

大きく深呼吸をすると眠気も一気に吹き飛ぶ清々しさ。

朝日の光が山並みに輝き美しく来てよかった事を実感する。

これから僕のGWがスタートする。

初日は、北相木の中流から入る事にした。

世間ではGW後半戦と言う事もあり、渓には多くの足跡があった。

それでも数キャストすれば、チェイスしてくる魚が居る。

人的プレッシャーで流れの緩い場所では、針先数センチでUターンする魚も多いが、

丁寧にキャストをするとボサの中や瀬からは、食い気のある魚が反応を見せてくれる。




いつもの僕の釣りよりも、ゆっくりと時間を気にせずに一歩一歩渓を楽しむ。




飽きない程度にボツボツと岩魚が顔を出してくれ

他のアングラーともバッティングする事なく気持ちの良い釣りが出来た。







なかなかヤマメが出てくれない中でやっと可愛い一匹。




手を休めて周囲に目をやると相木の里川は春満開。

ツバメが巣づくりの為に、低空飛行を繰り返し




山桜が桜吹雪で出迎えてくれる。




日々の時間に追われる日常から離れ素敵な時間を過ごす。

再度、本当に相木に来てよかったと実感する。

昼になる頃には、半袖でも汗ばむ程の陽気になり。

初夏を感じる程だった。

昼食を食べジムニーのリアゲートを開けて

青空の下でのんびりと昼寝する。

午後からは、上流側から入渓するが、

フライマンが増えてなかなか入りたいところには入れなかったが、

しっかりとキャストしていけば、ルアーに反応してくれる魚は残っている。







午前同等に楽しい時間を過ごせた。







童心に戻り、体も足もクタクタになるまでロッドを振り続けて丸一日北相木の渓を楽しんだ。

楽しい釣りの後は、南相木の滝見の湯へ




疲れた体には温泉が一番。

滝見の湯では、入漁券を使うと全品10%offで食事が出来るので釣り人にはありがたい。




夜は河原に戻り、満天の星空を眺めながら晩酌をして車中泊をする。

僕は、この時間が大好きで遠征の楽しみの一つでもある。

気持ちよく酔って一日目が終了。




二日目は、北相木の下流からスタートする。




パラパラ降る雨がプレッシャーを下げてくれたのが、

前日同様に今日も岩魚が元気に飛び出してくれる。




数匹の岩魚と遊んだ後に南相木に移動する事にした。

木々の若葉が美しい。







朝の雨もすっかり止み青空が広がった。

二日目も初夏を感じる陽気。







朱点が特徴的なアマゴ。




昨年のようなドラマは無かったが、二日目も多くの渓魚が遊んでくれた。

それだけで僕は満足な気持ちで一杯だった

この日は、アングラーも多く僕は正午で釣りを止め相木村を後にした。

千曲川に行こうか悩みながらR141に出ると抜井川に車を走らせた。

抜井川を数箇所回りながら小さい岩魚と遊びR299で十石峠で帰路に向かう。







今年も小鹿野町の鯉のぼりを見れた。




このまま帰路に向かう予定だったが、

羊山公園の芝桜を見る観光客でR299は大渋滞。

急遽予定変更して道の駅で一泊して翌日秩父の渓に行く事にした。

翌朝右も左もわからずに小鹿野町方面に戻り、渓に入るが渇水で釣りにならない。




数本の支流に入るが、やっとルアーを追う一匹の姿を見るが、一度きりで二度目は無い状況。

首都圏から近い秩父エリアの渓。

プレッシャーの高さが伺える。




歩けどあるけど渇水の渓で殆ど釣りにならず

やっとの思いで小さいながらも一匹のヤマメに出会えた。

その後は、魚の追いもまったく無く生命感も感じられない。

この渓を抜け出し、大きく秩父方面へ移動する。




ダムを一つ越えて入った渓。

ここもまた他の渓同様に生命感が乏しかった。

魚が追うことは一切無く。

魚が抜かれているのは明らかだった。

沈黙の長い時間が続いたが、

小さな瀬の変化を探ると良型がヒットするが痛恨のバラし。

ここまでの道のりが、長かっただけにこの一匹はネットに収めたかった。

歩きながら同じような変化を探ると、同サイズがヒットするが、ジャンプ一発でバラし。

食いが浅いのかとボヤきながら、二連続のバラシに嫌気がさす。

そんな事がこの後も続き。

気分を変えて近くの支流に車を走らせた。

時間も体力的にもここで最後。

既に正午を回り林道には多くの車が止まっていた。

水量も乏しくルアーには不向きだと思ったが入渓。




新緑のトンネルの中でキャストを繰り返す。

小さい魚のチェイスが確認できるが、針先数センチでUターンする魚。

次のキャストではもう出てこないと言う賢さ。

頑張って登ったが、餌師と遭遇して退渓した。

秩父水系の手強さに完全に完敗。

最後は残念な釣行だったが、今年も一日一日全力で遊んだ。

これにて今年の僕のGWが終了。




のんびり家に帰り、相木村で買ったコシアブラ、コゴミを天ぷらと胡麻和えにする。







渓で摘んだ葉わさびは、さっと数秒茹でて適当なサイズに切り

煮沸した瓶に醤油とめんつゆを入れて醤油漬けにする。




山菜を肴に信州 長野佐久市の地酒 『明鏡止水 Lavieen Rose』を呑む。




五月晴れの空の下で過ごした三日間は素敵な思い出になった。

次の連休は、何処のフィールドにゆっくり歩いて旅に行こうかと考える日々。

-TACKLE DATA -

ロッド » SOULS/TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO/TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » VARIVAS/SUPER TROUT ADVANCE 4id
ルアー »Rough Stream Minnow50.Matt/Homura50s.Spino Minnow/fat50s.slim50s.ITOCRAFT/BOWIE・・etc



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