Winter gift

結城 賢二

2015年12月15日 13:49

【北の海からの贈り物】




今年も残る所、2週間余り。

用事や忘年会が重なり

なかなかフィールドに出掛けられない日々を過ごしている。

そんな日々の中で「今年も捕れたので明日送りますよ」のメールが届く。

つい先日の事のように思えるが、一年は早いものだ。

毎年この時期になるとT君が東北の海から冬の味覚を送ってくれる。

本当にありがたい限りだ。

翌日には我が家にハタハタが大量に送られてきた。

関東のスーパーでは鮮度抜群の良いものは、

なかなかお目にかかれない。

早速、粗塩で表面のヌメリを取り除く。




まずは、この鮮度を活かして大好きなしゃぶしゃぶにする事にした。




3枚に下ろしたハタハタを昆布出汁でシンプルに頂く。




今夜の酒は仙禽 無垢。

ハタハタ特有の身の食感と淡い甘さとの相性が抜群だ。




シメは、出汁を使って雑炊が旨い。

しゃぶしゃぶの次は、

定番の醤油漬け。

生醤油と酒を1:1で漬け込む。

今回は、鷹の爪があったので少しピリ辛に漬け込んだ。




常温で1時間程漬け込み。

余計な調味液をキッチンペーパーで拭き。

12月の夜の冷たく乾いた空気に一夜干せば完成する。

軽く炙って食べれば、酒の肴にもご飯にも合う一品になる。




同じく白だし漬け。

市販の白だしに一味を加えて漬け込む。







味は明太子そのもの。




白子は薄力粉をまぶして、バターで外はカリッと中はとろっとソテーする。

ふぐやタラの白子に負けない旨さで酒の肴に最適。




ぶりっ子が入っているメスは、シンプルに塩焼きが旨い。

独特の食感とねばり。

そして口の中で弾けとんだ後の魚卵のコク。




自然に顔がほころぶ。

ツボ抜きしたハタハタに塩コショウ、オレガノ、ローズマリーを適量入れ

オリーブオイルに30分程漬け込む。

キッチンペーパーで余分な油を拭き取り。

薄力粉をまぶしてカリッとソテーする。

どれもこれも本当にハタハタが美味しくて

平日にも関わらず、毎晩呑みすぎてしまった。




今年も北の海の恵みを十分堪能させて頂いた。

これが終わるとクリスマスを通り過ぎて年末を感じる。

あっ今年も終わりか、2015年あと何回釣りにいけるだろうか。

T君いつもありがとう。


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