Sailfin Sandfish

結城 賢二

2016年12月27日 22:12

【カミナリウオと北の冬】




2016年も残り一カ月となった。

この時期になると毎年楽しみなのが、

「鰰(ハタハタ)」

この魚を食べないと僕は

年が越せない程。

今年も優しい後輩から

大量のプレゼントを頂いたので

早速、ハタハタ料理を堪能したのだった。

ピカピカに輝く鮮度抜群のハタハタは

関東では、まずお目にかかれない。

ハタハタは鱗が無い魚なので

表面のぬめりを粗塩で落とす。

三枚に下ろし、昆布出汁でしゃぶしゃぶ。




プリッとした白身がなんとも言えない。




勿論、この時期のお楽しみは新酒。

今回合わせたのは、

天明のマチダヤさんオリジナル。




三枚に下ろしたハタハタから

白子を慎重に取り出し

ボイルをして白子ポン酢で頂く。




濃厚でクリーミーな白子は

日本酒が進む。

独特の歯ごたえと

噛めば噛むほどコクのあるブリコは、

煮付けと塩焼きで




シンプルな塩焼きも絶品。




白だしと一味で漬け込んだ明太漬け。




酒、みりん、醤油を1:1で合わせ

輪切りの鷹の爪を入れ

ピリ辛に仕上げた醤油漬け。




冬の乾いた北風に吹かれて

美味しい干物が出来る季節。

一夜干しをして冷凍庫でストックしておけば、

いつでも大好きな日本酒の肴になる。




寒い冬には、

体の芯から温まる定番の鍋。

ハタハタの出汁と冬野菜の甘み。

〆の雑炊は言う事ない美味しさ。




やっぱりここでも

新酒の寫楽を頂く。




パリッと衣の天ぷらも

これまた絶品の一言。




白子を醤油に漬け込んで

アルミホイルで焼く。

お酒が止まらない肴の完成。

日本海の冬の味覚を

今年も十二分に楽しんだ数日間。

美味しい魚とお酒を呑みながら

さて残り少ない今年の休日。

次の釣行は何処へ行くものか

美味しい料理とお酒を堪能しながら

考えるのだった。


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