Taba River

結城 賢二

2016年04月26日 02:10

【森の香り渓の香り】




こんなにフィールドに立たなかった事はない。

慣れというのは良いのか悪いのか

休日を街で過ごしていると

釣りをしたいと言う情熱も薄まり

いっそのこと釣りを止めれるんじゃないかと

思ってしまう程だった。

そんな中でも

昨年各地の渓を共にした

HAND MADE 4 STREMEさんの赤山女魚のブローチ

何度も険しい渓を高巻きしたので

渓流シーズンが終わり気付いたヒレの破損。

無理を行って修理をお願いしたのが

つい先日に届いたり。

HAND MADE 4 STREMEさんにこの場をお借りして感謝します。




注文していたウェアーが届いたり。

徐々にモチベーションが上がる出来事もあった。

更に決定的だったのが、愛車の納車。

これが無いと正直、

僕の釣りは始まらない。

やっとフィールドに行く事が出来ると同時に

大自然の中でロッドを振り

釣りをやりたいと言う情熱に再度、掻き立てられた。

そして僕の「2016年渓流解禁」

昨年から封印していたワレットを開き




急いで夜な夜なフックを巻き

全てのプラグのフックを新品に交換する。

ラインも巻き替え準備はOKだ。

そして

新しい相棒の ジムニーを走らせフィールドへ向かう。

懐かしい森の香り。

はやる気持ちを押さえ準備を済ませ

急な斜面を一歩一歩確実に降りていく。




足がすくむような斜面を降りれば、

眼下に広がる美しい世界。

無事に降り立ち水をゴクリと飲み込む。

「よし!」

ドキドキしながらスタンスを取りシーズン初キャストをする。

「下手になったな」と思いながら

思い描いたトレースコースを泳がせると

ミノーを襲う黒い影。

フッキングまではいかなかったが、

居てくれたと思うと同時に

街の生活では味わえない心臓の鼓動を感じる。

「楽しい」

それから今年の一匹目に

出会うまで時間が掛からなかった。




今年の僕は

美しいアマゴの出会いから始動した。

シーズンオフの時間と

失われた情熱を再度確かめるように

ゆっくり渓を遡行する。

足跡があっても気にする事はない。

僕と渓魚との

のんびりした時間。




ミノーにじゃれつくイワナは何度見ても可愛い。

どうやって食わせるか。

それを考えるのがまた楽しいの一時。


※Buddy 50s

今日の主役は早く泳がせたかった

ビルダーのSIMONさんが造りだす。Buddy 50s




この小さなミノーが美しい魚を引き寄せてくれる。

ぽつりぽつりとイワナ達と遊び


※D-インサイト44

小さな沢が見えてきた。

この沢はGWを過ぎれば、

水量も減りルアーで釣りするのは厳しくなる。

今日は少しだけ冒険をしてこの沢を登る事した。

滝を高巻きして狭い沢をキャストしていく。

小さな小さな魚のチェイスはあるが、

登っても登っても魚は少なく。

引き返す事にした。

大分今日は歩いた。

そろそろ足も疲れてバランス感覚も鈍くなる。

無理は絶対にしない。

次の退渓ポイントで終わりにしようと決めた。


※SPEARHEAD RYUKI 45S

まだまだ若葉の木々に

紫色のヤマツツジが山の背景に映える。




さあ、今日の釣りの終点が見えてきた。







美しい自然と渓魚たち。

やっぱり僕は、釣りが好きだ。

改めて再認識させられた。




崖を登り林道に出る。

車を見ると無事に帰ってこれた事にホっとする。

大自然と遊ぶ事。

きっと一生止めることなんて無いんだろうな。

この楽しさや感覚は子供の頃から染み付いているから




帰りに「いつ樹」の鯛塩ラーメンを食べながら

そんな事を思って帰路に着いた。

-TACKLE DATA -

ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
ルアー »Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc



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