Mt.Kumotori Trail Run
【晩秋の秋と舞い散る雪】
昼から友人と赤羽で梯子酒。
これが楽しかった。
酔っ払い、顎から転倒して強打し
ぱっくりと割れて5針縫う怪我。
約3週間、強打した顎が痛くて
口も開けれない、噛めない。
流動食しか食べれない始末。
そして2週間の通院生活。
トレーニングも出来ずに季節は進み、晩秋の秋へ。
そして2017年も残り一カ月。
「今年中にやり残した事をやりたい」
そんな事を思う季節。
「雲取山へ走りに行きたい」
傷口の抜糸も終わり、少しだけ冬の訪れを感じながら
雲取山へ走りに行ってきた。
最近、釣りに行かないので朝起きする事が無かった。
早朝4時は、真っ暗でもう冬と言って良い程、寒くて
布団から出たくなくなる。
そう言えば、寒波が来ていたとの事だった。
通りで寒いわけだ。
それでも天気予報を見ると、今日しか無いと思い。
準備をしてホームリバーへの通い慣れた道を走り、
鴨沢ルートから走る事にした。
日の出頃に、県営の駐車場に到着するが、
日曜という事と天気も良い事から既に満車。
他県ナンバーの車も多かった。
前日から泊まっている登山客も多い雲取山。
低登山には人気の山だ。
一カ月近く走ってないので不安もあるが、
無理せずに楽しもうと思い、
念入りにストレッチをしてスタート。
久しぶりに山道を走る、スローペースで登って行くが、
体が鈍っているのが分かる程で直ぐに息があがる。
登りは無理せずに走れる所は走り、歩く所は歩く。
山の冷たい朝の澄んだ空気は気持ちがいい。
秋は何処かへ行ったのか、足元には霜柱。
紅葉は終わってしまったが、
そして落ち葉を踏みしめる感覚。
日々のストレスが抜けていく。
登れば登るほどに山の表情が変わって行く。
一気に気温も下がり、尾根に吹き抜ける風は、冷たく
全身を凍えさせる程だった。
ハードシェルを着てくれば良かったと、少し後悔をする。
それにしても天気は良い一日で
山間から見えてきたのは、美しい富士山の姿。
これを見ると疲れも癒される。
でも頂上はまだまだ先。
「辛い」の一言しか出てこない。
難所を数か所登り、やっと尾根へ抜ける。
この区間を走るのは気持ちがいい。
でもここからが、長い訳だ。
ヘリポートでは、一泊した登山客の姿。
空を見上げれば、雲一つないスカイブルーの空。
きっと夜は、満天の星空なんだろうな
泊まり登山も来年はやりたいものだ。
僕の体はもうへとへと。
やっぱり練習不足は否めない。
まだまだ続く登り。
もう足が動かなくなる程。
やっと頂上の避難小屋が見えて来た。
そして美しい風景も。
これを登れば、頂上へ
今年は、へとへとバテバテの中で
何とか2017m頂上制覇。
目標達成となった。
登山客が多いと思ったら今年は、2017年。
後から知った事だが、
その為に、2017mの雲取山に登りに来る人が多いとか。
やっぱり来て本当に良かった。
秩父、東京方面の景色。
そして雪化粧の富士山。
見渡す程の絶景を眺めていると、空からは、白い雪が舞って来た。
僕にとって今年の初雪。
もう山には冬が訪れていた。
この風景を目に焼き付けて
心の中で「来年また来ます」と一言。
そして大きく深呼吸をして僕は下山する。
下りは、軽快ステップを踏みながら、
楽しくRUNをする。
これが、Trail Runの醍醐味。
最高に気持ちが良い。
あっと言う間の下りの旅。
登山口に到着すると
往復4時間13分で無事に終了。
11時過ぎにはストレッチを終わらせ
汗を流しに丹波山村「のめこい湯」へ。
冷え切った体と筋肉をほぐす温泉は
これまた最高の一言。
そして手打ちそばを食べて
晩秋の秋の一日を過ごしたのだった。
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