Yamanasi Mountain Stream
【春雪】
朝起きると予定がキャンセルの知らせ。
今日は、ランニング後にゆっくりと
身の回りの事をしようかとも思ったが、
15日に解禁したホームの状況も気になる。
フィールドに行っても日没までの時間を考えると
4時間できるかどうかか...
年券を買いに行くドライブと割り切り、都内を出るのだった。
朝は快晴の空だったが、フィールドに到着すると雪雲が広がる。
年券を購入すると昼過ぎ。
「さて何処へ入ろうか?」
解禁日最初の日曜日。
更に、正午も回り、何処も車が停まっていた。
ゆっくり歩いて3時間程のコースに行くと、
幸いな事に車も無い。
準備を整えて、入渓する事にした。
それにしても高原地帯の渓。
今年は、雪が少ないのだが、
久しぶりに山に来ると、街との気温の差を感じる。
焦る気持ちを抑えて、
慎重に崖を降りていくと、冬の間の残骸が。
どうやって降りようか悩みながら、なんとかルートを確保。
やっと谷を降りると美しい渓が見えてきた。
「今年も宜しくお願いします。」
さあ、今年のホームでの釣り開始。
しかし真新しい足跡。
朝に誰か入ったみたいだ。
低水温時期にチェイスが見れればいい。
そんな気持ちで釣り開始。
丁寧にキャストを繰り返すが、なかなか出てこない。
空を見上げると、雪がチラチラと舞い降りてきた。
通りで寒い訳だ。
丁寧に、キャストを続けると、
岩魚のチェイス。
針先を舐める感じで、ヒットには至らないが、
魚を確認できただけで嬉しい気持ちになる。
その後も数匹の岩魚のチェイスがあり、
淵からは、美アマゴが顏を見せてくれた。
この一匹で十分。
そうこうしていると空からは、雪が本格的に降ってきた。
ラインもルアーも見えなくなり、退渓かなと思っていると
ダウンで下りてくる、餌釣りの親父。
漁券も無く、こんな山奥の放流も無い場所でキープとは、
いたたまれない気持ちになる。
雪も本降りになり、退渓。
車に戻ると、雪も弱くなってくれた。
ここで、遅めの昼食。
標高が高いのでカップラーメンが、破裂しそう。
芯から冷えた体に暖かいものは、染みるね。
日没まで残り一時間程。
本流で居残りの成魚放流でも居ないかなと思い。
少しだけ歩く事にした。
たまたま、入った場所が良かった。
居残りの放流が、溜まっていて、
これはこれで楽しませてくれる。
これも漁協のお蔭なんです。
だからこそ、入漁券は買わないといけない。
放流で遊んでいると、バレたが、
数匹のネイティブアマゴも顏を出す。
日没30分前まで楽しんだ。
4匹程、キープして
今晩の晩酌の肴にする事にした。
最後に一か所だけ見に行くと、若いルアーマンの姿。
格好は一人前だが、魚券無し。
一度、渓に降りると人が来ない事を良いことに。
まったく呆れてしまう。
オフショアに行けば船代だけで
一万や二万はする。
それに比べて、渓流の一日券や年券なんて安いものだ。
モラルやマナーの欠落したアングラーが
最近多い気がする。
後味悪い釣行だったが、無事に帰宅して
漁協の恩恵を受けて、
美味しいアマゴで晩酌をする僕だった。
釣りは遊び。
自然と対話して気持ちよく遊ぶのが大人の流儀。
そう僕は思うのだった。
-TACKLE DATA -
Rod: POWERFUL WORKER / Glasso! 3ft
Grip: GLASS EYE / ハンドカーブ・スーパー・ショート・エルゴノハンドル
Reel: SHIMANO / ALDEBARAN BFS XG
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB
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