Tohoku Fishing Trip ②
【少年に戻る東北の夏】
美味しいお酒と地元の夏の旬の食材と
南会津の鮎の塩焼き。
やっぱ鮮度抜群の夏の海鞘は美味かった。
昨夜は、夏の味覚を堪能した夜だった。
翌日は、何処へ行こうか悩みに悩んだ。
白石川、名取川、広瀬川、鳴瀬川。
今年は、まとまった雨が降らないという東北。
どの河川も渇水だというものの、
昨夜見た、白石川、名取川、広瀬川は、それなりに水量はあった。
さて鳴瀬川はどうなんだろうか?
久しぶりに行ってみるかという事で、
県北にジムニーを走らせる。
ヤマメ、イワナを釣るには大好きな河川。
上流は、渓相も良くお気に入りだ。
市内から1時間ほどで今回の中流域のフィールドに到着。
東北は、海も山も近くて最高だ。
橋の上から河川を見ると、すでに多くの鮎師が、長竿を出していた。
それにしても...「水少ない」
これは、渇水も渇水。
こんな鳴瀬川は、初めてだし、釣れるのか?
早速、モリタ釣具店さんへ行き状況を聞くと
見ての通り渇水で、釣れていないと言う。
釣れている所は、一部の地元の人が草刈りして入るポイントだとか、
「わざわざ東京から来たのか~囮一匹多く入れてあげる」
いや~ここでも嬉しい事にサービスしてもらった。
感謝の一言。
さて何処へ入ろうか、分からないので
先ほどの橋周りからスタートする事。
水は踝程の流れ、鮎の量は凄く多く群れになっている。
こんな水の少ない中での釣りは初めて。
皆さん竿を立てて、泳がせスタイル。
自分も見様見真似でやってみる事にした。
すると一投目で囮が追うが、掛からず。
もう一度、入れな直すと、すぐに一匹目が掛かる。
釣れちゃった。
野鮎に変えて、また直ぐに一匹追加。
これは、結構釣れるんじゃない?と思いきや...我慢の時間。
群れになっていっぱい居るのだが、釣れない。
群れ鮎は、縄張りが無いから、掛けるのが難しいと聞いた事がある。
時間が経つ程に、人も多くなって移動を決断。
一人下流に歩いて移動する。
結構歩いて、膝下程の水深の瀬に移動。
誰も釣りしてないのが、本当に不安だった。
居るのか?
大石は無く、同じような石が入ったポイント。
引き釣りでは無く、泳がせで狙う事にした。
すると元気に走り回り、攻める鮎。
一投目から目印が飛び、手に衝撃が走る。
そして走る鮎と曲がる竿。
これは、デカいと思う程、初めての経験。
鮎ってこんなに引くの?強烈。
あたふたしながら、下流に誘導して引き抜くも、もちろん失敗。
バレるなよと思いながら、興奮して糸を持ってタモ入れ成功。
素人丸出しですが、無事に美しい20㎝の鮎をゲット。
20㎝でこの引き、尺鮎ってどんな引きなの?って思う程。
30m無い程の、瀬のポイントが爆発。
目印が飛ぶ、飛ぶ。
「楽しい‼」
しかもすべてサイズが良く、追星が美しい鮎達。
こんな釣れていいのか?と思う程。
しかし下手くそな僕。
良いテンポで釣っていたのだが、
仕掛けを根掛かりしてポイントを潰したり。
仕掛けが、絡んだりと、まあ上手くいかない。
そんな事を数回繰り返すと、反応が渋くなり。
もちろん、釣れなくなる。
そしてポンポンと掛けているのを見られていて
「兄ちゃんなんぼ釣った?」と声掛けられて人も多くなる。
一度、竿を仕舞い下流に冒険に行くが、渇水で何処も踝下の水深。
平凡な流れと水質が悪そうなトロ場。
何回か、囮を入れるが、釣れる気がしなかったので再度、
先ほどのポイントに戻る事にした。
人も少なくなり、数匹追加して時計を見ると17時過ぎ。
ヒグラシが鳴いていた。
いや~昼ご飯も食べずに炎天下の中で夢中で遊んだ。
こんなに時間があっと言う間なんて。
相当集中して釣りしていたんだな。
お疲れ様でした。
数える時に2匹逃げられ
囮入れないで20匹。
自己最高記録。
釣りの最中にも数匹逃げられいるので渇水の中で
本当に、こんな素人でも良く釣れました。
鳴瀬川に感謝。
楽しかった。
充実感で一杯な釣行。
そして少しは上手くなったのかな?いやいやまだまだ。
今夜も東北の食材でたらふく酒を飲み爆睡。
翌日は、昼過ぎに出発。
名残惜しい夏の東北の旅。
東北道を東京に向けて走る。
僕は、エアコンを止めて窓を全開にする。
蝉の声と、山の香り。
青々した稲穂が風で揺れていた。
夏の東北は、緑で一杯。
そして空には、入道雲。
やっぱ僕は、夏が大好きだ。
ちょっとセンチメンタルになりながら、関東へ向けて走るのだった。
そんな800kmオーバーの夏の旅の思い出。
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