Sotobo Yellow Tail 2014 Part 1

結城 賢二

2014年11月23日 15:28

【忘れられない晩秋の一日】




関東に住んで10数年、以前から始めたかった外房のヒラマサ釣り。

仕切りが高く感じていて、一人ではなかなか足を踏み入れる事が出来なかったが

K林さんとS戸くんに進められて先日、念願だったデビュー戦に行く事が出来た。

お世話になったのは、外房ヒラマサで有名な、大原港 山正丸。




この日は、朝からとても風が強く、うねりこそ無いが、海面はラフウォター

一時間半ぐらいで最初のポイントでジギングを開始する。

早速、隣でジギングしていたS戸くんにヒットする。

安定のファイトでヒラマサを釣る。

流石だなと思いながら、K林さんやS戸くんにアドバイスを貰いながら、見よう見まねでジギングをする。

ドテラ流しでやるジギング自体初めてで、新鮮でいて難しくもあり。

色々考えながら無我夢中で釣りをする。

こんなに集中しながら釣りをするのも久しぶりで本当に楽しいの一言。

数流し目で僕にヒット。

ヒラマサかな?って安易な考えでいたけど、竿も叩かないので

予想通りの美味しそうなハガツオが釣れた。




食いの良い群れに当たったのか、周りでもハガツオがバタバタと釣れる。

この日は、9時過ぎ位から風も収まる予定だったが、まだまだ風が収まる気配がない。

岸寄りの浅いポイントに移動するとベイトの群れに遭遇する。

僕は、確認出来なかった、時折鳥が飛行している近辺で、ヒラマサが単発で出る光景があったみたいだ。

ヘビーなタックルでのアンダーでのキャストになかなか慣れずに

戸惑いながら誘い出しでも狙うが、出る事は無かった。

残り時間も少なくなり、ハガツオも釣れたし、S戸くんが釣ったヒラマサも見れた

良い経験をしたと思っていたが、常連さんやK林さんやS戸くんから

「午後どうする?」との一言。

午後乗ることをまったくと考えてなかっただけに悩むが、

僕次第だと言われ、これも経験だと思い予定外の通しでの乗船が決定。

お昼を取り直ぐに4人で出船する。

S戸くんから船長が、ハガツオのポイントには行かないで

キャスティングオンリーでヒラマサを狙うとの事を聞いた。

港を出ると強く吹いていた風も弱まり、気持ちいい程の雲一つない澄み切った青空が

外房の青い海に広がる。




S戸くんが「午後何もない事は無いよ、きっと何かあるよ」と言ってくれた。

相模湾のようにナブラが沸く事も無く、鳥山がある訳でもない。

本当に広い大海原で誘い出しで出るんだろうか?と半信半疑の気持ちのでキャスティングを始める。

慣れないアンダーに四苦八苦していると山口船長が

4人なのでオーバーで投げなと言ってくれた。

一度、S戸くんのブルーフィッシュにチェイスがあるのみで

何度も何度もキャストを繰り返すが、出る気配が無い。

マグロキャスティングでは、数キャストの勝負。

こんなにキャストしたのもシイラキャスティングを除けば、初めてかも知れない。

少しジギングで休憩をしょうとジギングを始めると

「出た」の一言で、右舷を振り向くと、K林さんのロッドが大きく曲がっている。




安定した余裕のファイトで直ぐにネットに収まる。

もの凄く体高のある美しいヒラマサ。



※萬葉 200LPF

こんな魚が、水面を割ってトップに出て力強くロッドを曲げる。

マグロとは、違うカッコイイ魚に感動。

僕も釣ってみたい。

2人から「諦めないでキャスト続けな」この言葉を聞いて

折れかけていた僕の心に深く突き刺さる。

ジギングロッドを置いて、再度頑張ってキャスティングをする。

新たなポイントに移動し一流し目に、僕のキャストした萬葉 160LPFに水柱が上がる。

「でた」と同時に力強い引き。

絶対捕る。

その気持ちだけで一杯だった。

今になってどうファイトしたかなんて覚えてないし無我無心に巻いた。

K林さんやS戸くんに見守れながら、何度か危ない場面もあったが、ネットに入った。

「やった!釣れた!」



※萬葉 160LPF

手が震えていた。

今年は、相模湾のマグロキャスティングでは、15連敗で悔しいシーズンを終了しただけに

このヒラマサで全てが報われた気がした。

本当に嬉しく一生忘れないメモリアルフィッシュを釣る事が出来た。

この釣りを始めるきっかけをくれた、K林さん、S戸くん

そして初めてのヒラマサだと知って一緒に喜んでくれた山口船長に感謝。

その後、今まで半信半疑だった誘い出しの釣りが1ジャーク毎に、集中出来るようになった。

ビギナーズラックというのは、恐ろしいもので僕のプラグに再び水柱が上がる。

「でた!」

ファーストフィッシュよりも落ち着いていたが、僕の軟弱な腕と握力は、疲労が蓄積されて見苦しいファイト。

最後の力を振り絞って2本目を捕る事が出来た。



※萬葉 160LPF

そう簡単じゃない甘くないと言われていたし覚悟はしていた。

初挑戦で2本捕れた事に自分でも驚きを隠せなかった。

晩秋の澄み切った空に、美しい夕日を眺めながらキャストを繰り返す。




S戸くんに本日2本目のヒラマサがヒット。

MC works' LIGHTNING が気持ちよくベンディングカーブする。



※OCEA PENCIL

スムーズなファイトで見ているだけで勉強になる。

数分で難なくネットに収まったのは8kgのヒラマサ。




流石の一言。

その後は、更に僕のプラグに水柱が上がるがフッキングせず、プラグを止めてしまい見切られてしまった。

2人からは、「チェイスしてきても止めてはだめだと」言われていただけに残念。




西に沈む夕日を眺めながらのキャスティングは、実に気持ちがいい。




本当に出来過ぎの一日が終わっていった。

僕の釣り人生で一生忘れない思い出の一日。

この釣りに引き込んでくれた、K林さん、S戸くん

そして釣らせて頂いた山正丸 山口船長に感謝する次第です。

本当にありがとう御座います。

- TACKLE DATA -

ロッド  » CB ONE/VF786SR
リール  » DAIWA/SALTIGA-Z 6000GT
ライン  » VARIVAS/ Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »APPLAUD SALT MAX SHOCK LEADER 80id
ルアー  »萬葉160LPF・・・etc

ロッド  » CARPENTER/Black Current 78HS
リール  » DAIWA/SALTIGA-Z 6500DOGFIGHT×ST6500
ライン  » VARIVAS/ Avani Casting PE MAX POWER 5号300m
リーダー »APPLAUD SALT MAX SHOCK LEADER 100id
ルアー  » 萬葉180LPF・・etc

ロッド  » CB ONE/Boron 68M-Ti 外房
リール  » DAIWA/SALTIGA BLST 4500
ライン  » GOSEN/J-SQURE 3号300m
リーダー »GALIS CASTMAN/Absorber 50id
ルアー  » マサムネ ・・・etc



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