Sagamiwan Yellowfin Tuna 2017 Part 1

結城 賢二

2017年07月07日 00:18

【鉛色の空の晴れ間】




前回、飯岡沖の釣行から一カ月。

新緑の季節が過ぎ去り、

僕は6月の美しい渓にも、海にも行けずに

季節は移り変り、関東地方も梅雨の時期に入っていた。

そんな中で、勝浦沖から入って来たキハダの群れ。

沖に向かった船が釣れていたりと、

慌てて僕も、ラインを巻き替えたり、フックを全て交換したりと

夏のオフショアの準備をしていた。

しかし今年は、お天気に恵まれない。

黒やキハダが釣れているタイミングで

南沖に仲間とプレジャーボートで探索に向かう予定も

残念な事に、時化の為に断念。

更に翌週の乗合船も強風の為に中止。

2度の中止で今回が3度目の正直。

2017年の湾マグ釣行第一戦目は、

毎年恒例の嘉丸さんにお世話になってきた。

大船長と若に挨拶して

梅雨空の中、久しぶりの相模湾の沖に出た。




鉛色の空、生憎のお天気ではあったが、

やっぱり海は、気持ちがいい。

日々の生活から離れて沖に居るだけで

ストレスが抜けていく感覚がある。

クルージングするだけで来て良かったと思う程だった。




時折、激しく降る雨で視界も悪く、鳥も少ない。

しかし今日は、ここ数日と条件が違う。

23度台の潮が沖から入ってきていた。

沖に出れば、明らかに水色も水温も違う。

ほんの少しだけ、期待はしていた。

鳥は少ないが、数羽の鳥が回る下には、

水面を背びれを出し

ギラギラと光るマグロの群れに遭遇する。

その数は計り知れない。

キャストしてワンジャークすると

ドカーンと一発で出るが、針に触るが抜ける。

もうワンジャークを入れると更に激しくドカーンと出てヒット。

同船者も一緒にヒットの嵐。

食い気抜群の新群れに遭遇出来た。

ドラグも出さず5分も経たずに素直にネットイン。




20㎏位のサイズではあったが、嬉しい嬉しい今季一匹。

毎年毎年、良いところに当ててくれる若には感謝。

今年もいいスタートが切れた。




ヒットルアーは萬葉ベイツ新作「萬葉 180BDF」




同船者も無事にキャッチできて船上はお祭り騒ぎ。

しかし一名だけが、キャッチできずに

直ぐに今の群れを追いかけて

投げると「ドカーン」と出てヒット。

無事にネットに入り全員安打。

この群れは、投げれば投げるだけ

ヒットするのは明確だったが、

僕らは、満足で魚の処理や

写真撮影をして大船長に譲る。

雨も激しくなり、視界も悪く昼頃には港に戻った。

湾マグは、こんなに簡単じゃないし

釣れない事が当たり前、

キャストしないで一日が終わる事も多い釣り。

でも通えば、たまにはこんな素直な魚に出会える事も。

釣れなくれも通うし、

釣れても更に大きいのに出会いたくて通う。

それが、この釣りの魅力的な所。

今年も湾マグに魅せられたアングラーが、

相模湾に通う事だろう。

低価格帯のタックルも増え

始めるアングラーも多くなり、

毎年聞くキャスティングによる事故。

事故があれば、楽しい時間は一遍、

港に帰る事になってしまう。

ナブラに熱くならずに、

周りを確認して声をだして安全第一で

キャスティングゲームを楽しんでほしいものだ。

帰りに大船のA山さんのお店にお邪魔して帰宅。

今年の初物と「雅乃智 中取り」




幸せの一時。

そして数日寝かせた丼も旨い。




この時期だけは、マグロばっかりの日が続く。

嬉しい悩みだ。




僕の大好きな夏が始まる。

この短い夏を精一杯楽しみたいと思う。




- TACKLE DATA -

Rod: MC work's / SLOW HAND 815PD CUSTOM
Reel: SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
Line: YGK / SUPER CAST MAN BULE SPECIAL 4号 300m
Leader: YGK / CASTMAN T.PⅢ 80LB
Lure: 萬葉 180BDF

Rod: Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
Reel: DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
Line: VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
Leader: YGK / CASTMAN T.PⅢ 80LB
Lure: 萬葉160LPF



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