Hitachi Yellowfin Tuna
【秋刀魚踊る海と水柱】
今年も日立沖に秋刀魚が入り、大型キハダが釣れていた。
昨年は、知人と玄界灘遠征で行けなかった。
今年は行きたいと思っていたのだが、
タイミングが合わずに、一時期のフィーバーも過ぎた頃に
時間が取れたので、初の日立沖に向かった。
この日は、極寒の一日だった。
港には、霜が降りて真冬の寒さ。
平日と言うのに、お客さんは20名以上の満船。
船長に呼ばれ一列に並び、箱の中のくじを引く。
くじ運が良いのか、一番を引き当て左ミヨシを取る。
まだ暗くデッキが凍る程の寒さの中で出船。
寒いので暖房の効いた船内に入るが、
空いているのに、船内に入る予約してないとか何とかで
船長に外に出される。
よく意味が分からないが、
これがローカルルールなのかと洗礼を受ける。
何度か来ているお客さんに聞くと
電話予約の際か、くじ引きの時に
船内に入る予約をするのだとか、変ったルールだ。
極寒の外で冷たい風に吹かれて4時間程耐える。
美しい朝日が迎えてくれたのだが、
手と足の感覚は、無くなっていた。
秋刀魚船が漁をしている
キハダの海域へたどり着いた。
北に舵を向けたので、いわき沖だろう。
鳥は少ないが、秋刀魚が飛び跳ね、
遠くでは50ｋｇ以上のキハダが至る所で水柱を上げる。
100ｋｇ超えるのも何度か見た。
この海域は初めてきて見たが、噂通りの光景に僕も興奮した。
「入れば食う」そんなナブラばっかり。
しかし近づくと直ぐに沈んでしまい、
僕には、チャンスが無かった。
胴の間にローテーションをすると
これは、入れば食うだろうと思う、良いナブラに着ける事が出来て
ミヨシのアングラーは、何度も食わせていたが、すっぽ抜けたり
バイトがあるが、食いそびれのミスバイト。
しかし何度もアタックしてくる大型キハダ。
魚が飛び出して見えたバイトだけで10回は見た。
竿が曲がって掛けたのは6ヒットは、していたと思う。
カジキも一本掛けるが、お祭りしてバラシに終わった。
獲れたのは、湘南の老舗釣具店のH田氏の72Kgと30ｋｇの2本だけ。
僕は指を加えてみているだけだったが、
スレてない正直なキハダの群れだ。
その後は、全く浮く事もなく
鳥も消えて何もない平和な海になってしまった。
残念だが、クルージングで終わったのだった。
初めての海域だったが、夢のある海域なのは確かである。
しかし20人以上乗る船内。
追い風、向かい風やナブラやキハダの進行方向、
関係なく船首から突っ込む操船。
そしてスパイダーマンの糸のように
一斉にキャストするアングラー達。
正直ルアーを操作など出来ない。
向かい風の中で、小泊仕様の8号10号のヘビーロッドで
アンダーキャストでは、15ｍ飛んで良いところだろう。
僕も色々なルアー船に乗ってきたが、
今回は、色々と考えさせられる事は多くあった。
それでも船の目の前でも
大型キハダが、釣れる海域なのだから、
何度も言うが、このフィールドには夢がある。
そしてこれらの問題点がもし、解消できたのなら…
帰宅後、そんな話を友人にしたら
「そんな事、みんな思っているよ」
「あっそうなのね」
という落ちだった訳だ。
今年の僕のマグロ釣りは、これにして終了。
2018年スタートは、
年明け早々の1月の七里遠征からスタートの予定。
- TACKLE DATA -
Rod: Passions / Hawk 70XH
Reel: SHIMANO / NEW STELLA SW 18000XG
Line: VGK / FULL DRAG WX8 PE 8号 300ｍ
Leader: Applaud / SALT MAX SHOCK LEADER TYPE N 170LB
Lure: 萬葉 180LPF
Rod: MC work's / SLOW HAND 815PD CUSTOM
Reel: SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
Line: VARIVAS / Avani Casting PE SMP 6号 300ｍ
Leader: YGK / CASTMAN T.PⅢ 130LB
Lure: クルペン F180 萬葉 180LPF 萬葉 160LPF
Rod: Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
Reel: DAIWA / SALTIGA-Z 6500 Dog Fight +ST6500VⅡ
Line: VARIVAS / Avani Casting PE SMP 6号 400ｍ
Leader: YGK / CASTMAN T.PⅢ 130LB
Lure: 萬葉 160LPF
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