Sotobou Rock Shore Game
【三寒四温。春色の房総半島】
九州から帰ってきて
早いもので2月も下旬。
日も長くなり、どことなく春の香りを感じる。
三寒四温を繰り返し、春はそこまでやって来ている。
そろそろ、僕の大好きな磯遊びが楽しい季節。
天気と睨めっこすると、良い風は吹かない予報だったが、
どうしても久しぶりのフィールドに行きたくてジムニーを走らせた。
平日と言う事もあり、誰も居ないかと思いきや、
ここは、関東。
駐車場には既に釣り人。
準備を始めると、僕に声を掛けてきた。
「何処入ります?」
「先に好きな所に入って良いですよ、違うところ行きますので」
入りたいポイントは譲って、違う場所に行く事にした。
風向きも風の強さも予想以下。
サラシも薄い。
セットの波が来れば、
そこそこサラスのだが、消えるのも早い。
それでも磯に立てば、程よい緊張感と
潮のミストと磯の香に癒される。
朝一番のポイントでは不発。
「さて何処へ向かうか?」
久しぶりに来たから、一通り見たい。
そして状況を知りたい。
今の時代、調べればいくらでも情報なんてものは、
溢れているものだが、魚探しをして獲ってこそ僕のマイゲーム。
潮位も考えながら、なんとなく南にぶらり旅。
ほんと春を感じる一日。
とても気持ちが良かった。
しかし南に行けば行くほど、風は弱くベタ凪。
「無いな」と思いながらも早春の南房総を楽しむ。
「花摘み」が、時期でいたる所にお店が出ていた。
房総半島の名産の
食べる方の菜の花は、もう終盤。
菜の花畑に行けば、一面甘い香り。
黄色の美しい絨毯が広がる。
そしてあちこちに、色とりどりの世界。
やっぱ春いいね。
南で数か所周り、バイトも無いまま時間が過ぎていく。
良くサラス場所も数か所打ったが、バイト無し。
出ても良いんだろうけど、プレッシャーなのか、
魚が居ないのか、南に気配を感じなかった。
一通り下げ止まりまで打つが、
我慢出来ずに、大きくエリアを移動する。
上げからエントリー開始。
誰も打ってなければ、期待できるが、サラシも薄い。
そして何よりも、タイムリミットが迫っている。
イメージイメージ。
ヒラスズキ釣りは、イメージ。
このタイミングでキャストして、ここで喰わせる。
ここに居る。
そんな妄想をしながら釣りをする。
「喰え」
「喰わないか?」
「居ないのか?」
独り言が多くなるわけで、でもそれが楽しい。
「次はこっちはどうだ?」
「ドス」と手が止まる気持ちの良い衝撃。
反射的に合わせると。
エラ荒い。
「魚じゃん」
真面目に「バラるなよ。バレるなよ」
「こっち来い」いつになく慎重な真剣勝負。
波に乗せて浅瀬に安全な場所に
引きづり無事にランディング。
このカッコいい顔つき。
傷一つないクロームシルバーの美しい魚体。
逞しく太い尾。
手の震えが止まらない。
なんでだろうね。
ヒラスズキと出会う度に手震えて、
何処か、子供の頃の自分に戻る。
サイズは、50.5㎝アベレージサイズという所だが、
本当に嬉しい一匹。
この後も、二匹目のドジョウは現れず、
潮が満ちてきたので移動する。
最後に訪れた磯では、ノーバイト。
一通り、ポイントも見れたし、魚も出てくれた。
朝から休憩無しで、よく走り、よく投げた。
今日は、これにて終了。
河津桜が咲き始めた房総半島を
後にするのだった。
暫くフィールドに行けない日が続く。
次は、何処へ行こうかと考えている僕である。
渓流も解禁する。
春はワクワクする季節。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: SHIMANO / Vanquish 4000XG
Line: TORAY / SEA BASS PE 1.5号
Leader: VARIVAS / SEABASS SHOCK LEADER FLURO CARBON 22LB
Lure: LEVIN HEAVY.ビバノン.タフマニアデブル.HRTM110YS.サスケSF-120裂波・・・etc
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