2015年07月04日
Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 1
【暑い熱い夏の始まり】

6月上旬には、相模湾の定置網に今年も南からの使者が入ったと話を聞いていた。
それから数週間、湾内にもチラホラ群れが確認でき数日も経たずに
第一号のキハダが釣れた知らせを聞いた。
今年も相模湾の熱い湾マグシーズンの開幕だ。
僕はと言うと6月下旬早々に行きたかったのだが、金欠の為に泣く泣く我慢。
ようやく7月1日に僕の2015年のシーズン開幕戦に行ってきた。
この日は、梅雨前線の影響で数日前から雨。
時折強く降り、昼には風速10m以上の南風が吹く大荒れの予想だった。
真鶴半島の風裏でも開幕戦は中止かと思い。
前日に嘉丸の若船長に電話すると「出るよ」との一言で
子供のようにワクワクした楽しみの中でタックルをジムニーに積み込み深夜に出発した。
向かっている最中もフロントガラスに強く打ち付ける雨。

梅雨時期だから仕方ないが、雨は本当に嫌だ。
真鶴港に到着して軽く仮眠を取り、5時頃に準備を始める。
初戦と言う事もあり、準備しているだけで楽しみで仕方が無い。
6時に出船し久しぶりの相模湾の沖に出る。

港を出て数マイルで怪しい鳥の群れに遭遇。
固まる程ではないが、距離を取ると40kg程のサイズがボコボコと飛びチャンス到来。
しかし誰も掛けれずに終了する。
水中にはコケラも確認できて食う要因は十分にあっただけに残念で仕方が無い。
今年一発目のナブラでマグロが見れただけでもラッキーなのかも知れない。
その後も雨が激しく降り、視界が悪い中でも船長が鳥山を見つけてくれるが、
今年の相模湾はシイラが多く
この日は特にローライトな天気も影響してキハダが沈んでいて顔が見れない状況が続く。
シイラを避けながら釣りをしているが、高活性のシイラ。

これはこれで専門に狙えば、奥が深くオフショアの基礎を学べて本当に楽しい釣り物。
今年は、特に楽しめるんじゃないかと思う。
カツオのナブラにも遭遇し釣りたての美味しいお土産をと思いギグを付けるが遅かった。
そんな中で鳥が固まり周りのお客さんが、投げるが全員ヒットするのはシイラ。
シイラとのやり取りを見ていて一通り鳥もまばらに散り始めた時に誰も投げないので
誘い出しをしよう大好きな萬葉160LPF NZアワビを
フルキャストをして着水してジャークするとシイラがチェスするのが分かる。
掛けないように2回~3回目の止めた時にシイラのチェイスの中を掻き分けて
水柱を上げてキハダが突き出してきてヒット。
久しぶりのこの強い走り。
ファーストランが止まって数回追い合わせを入れてリフトして行く。
セカンドランも余り走らなかったので冷静にリフトしていく結構良いサイズかも。

この魚は獲りたいと思う気持ちと
最近のバラシ病で大丈夫かなと不安になり
船下に来ても数回強めに追い合わせを入れる。

後30m程でリーダーが見える。
若船長も「モリが良い?ネットで行く?」なんて話をして
これはもう捕れると思っていた。

「ズル」って嫌な感覚と共に軽くなる。
「こっちに向かって来ているんじゃないの」と言われるが、あの感覚でもう既に分かっていた。
案の定またやってしまった。
なんとも言えない気持ちに今年もなる。
なんでこんなに僕は捕れないんだ。
情けなさと悔しさ。
二度と味わいたくない感覚と感情。
でもまだ時間がある。
チャンスはあるかも知れない。
気持ちを入れ替えるが、それとは裏腹に
その後は100kgクラスのサメのファイトで力尽きた。
悔しくて悔しくて自分の腕の無さに呆れた。
でもこの日は、2年ぶりに偶然に会った知人や
久しぶりに若船長の船に乗れて一日が本当に楽しかった。

もっともっと釣りが上手くなりた。
25年以上毎週毎週、フィールドに出て釣りをしていても、
こんな気持ちにさせてくれるんだから。
釣りって言うのは本当に不思議だ。
2015年湾マグシーズンは、まだ始まったばかり。
今年も安全に楽しく相模湾に通いたいと思う。
案の定、帰りは風速10m以上の突風の南風で大荒れ。
ジェットコースターは楽しかった。


- TACKLE DATA -
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6500DOGFIGHT×ST6500
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 5号300m
リーダー »APPLAUD / SALT MAX SHOCK LEADER 100LB
ルアー » 萬葉160LPF NZアワビ
ロッド » CB ONE / VF786SR
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »APPLAUD / SALT MAX SHOCK LEADER 100LB
ルアー »γ45-160.萬葉180LPF NZアワビ
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 70/18・SMC
リール » DAIWA / SALTIGA BLST 4500
ライン » GOSEN / J-SQURE 3号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 50LB
ルアー »萬葉160LPF

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6月上旬には、相模湾の定置網に今年も南からの使者が入ったと話を聞いていた。
それから数週間、湾内にもチラホラ群れが確認でき数日も経たずに
第一号のキハダが釣れた知らせを聞いた。
今年も相模湾の熱い湾マグシーズンの開幕だ。
僕はと言うと6月下旬早々に行きたかったのだが、金欠の為に泣く泣く我慢。
ようやく7月1日に僕の2015年のシーズン開幕戦に行ってきた。
この日は、梅雨前線の影響で数日前から雨。
時折強く降り、昼には風速10m以上の南風が吹く大荒れの予想だった。
真鶴半島の風裏でも開幕戦は中止かと思い。
前日に嘉丸の若船長に電話すると「出るよ」との一言で
子供のようにワクワクした楽しみの中でタックルをジムニーに積み込み深夜に出発した。
向かっている最中もフロントガラスに強く打ち付ける雨。

梅雨時期だから仕方ないが、雨は本当に嫌だ。
真鶴港に到着して軽く仮眠を取り、5時頃に準備を始める。
初戦と言う事もあり、準備しているだけで楽しみで仕方が無い。
6時に出船し久しぶりの相模湾の沖に出る。

港を出て数マイルで怪しい鳥の群れに遭遇。
固まる程ではないが、距離を取ると40kg程のサイズがボコボコと飛びチャンス到来。
しかし誰も掛けれずに終了する。
水中にはコケラも確認できて食う要因は十分にあっただけに残念で仕方が無い。
今年一発目のナブラでマグロが見れただけでもラッキーなのかも知れない。
その後も雨が激しく降り、視界が悪い中でも船長が鳥山を見つけてくれるが、
今年の相模湾はシイラが多く
この日は特にローライトな天気も影響してキハダが沈んでいて顔が見れない状況が続く。
シイラを避けながら釣りをしているが、高活性のシイラ。

これはこれで専門に狙えば、奥が深くオフショアの基礎を学べて本当に楽しい釣り物。
今年は、特に楽しめるんじゃないかと思う。
カツオのナブラにも遭遇し釣りたての美味しいお土産をと思いギグを付けるが遅かった。
そんな中で鳥が固まり周りのお客さんが、投げるが全員ヒットするのはシイラ。
シイラとのやり取りを見ていて一通り鳥もまばらに散り始めた時に誰も投げないので
誘い出しをしよう大好きな萬葉160LPF NZアワビを
フルキャストをして着水してジャークするとシイラがチェスするのが分かる。
掛けないように2回~3回目の止めた時にシイラのチェイスの中を掻き分けて
水柱を上げてキハダが突き出してきてヒット。
久しぶりのこの強い走り。
ファーストランが止まって数回追い合わせを入れてリフトして行く。
セカンドランも余り走らなかったので冷静にリフトしていく結構良いサイズかも。

この魚は獲りたいと思う気持ちと
最近のバラシ病で大丈夫かなと不安になり
船下に来ても数回強めに追い合わせを入れる。

後30m程でリーダーが見える。
若船長も「モリが良い?ネットで行く?」なんて話をして
これはもう捕れると思っていた。

「ズル」って嫌な感覚と共に軽くなる。
「こっちに向かって来ているんじゃないの」と言われるが、あの感覚でもう既に分かっていた。
案の定またやってしまった。
なんとも言えない気持ちに今年もなる。
なんでこんなに僕は捕れないんだ。
情けなさと悔しさ。
二度と味わいたくない感覚と感情。
でもまだ時間がある。
チャンスはあるかも知れない。
気持ちを入れ替えるが、それとは裏腹に
その後は100kgクラスのサメのファイトで力尽きた。
悔しくて悔しくて自分の腕の無さに呆れた。
でもこの日は、2年ぶりに偶然に会った知人や
久しぶりに若船長の船に乗れて一日が本当に楽しかった。

もっともっと釣りが上手くなりた。
25年以上毎週毎週、フィールドに出て釣りをしていても、
こんな気持ちにさせてくれるんだから。
釣りって言うのは本当に不思議だ。
2015年湾マグシーズンは、まだ始まったばかり。
今年も安全に楽しく相模湾に通いたいと思う。
案の定、帰りは風速10m以上の突風の南風で大荒れ。
ジェットコースターは楽しかった。


- TACKLE DATA -
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6500DOGFIGHT×ST6500
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 5号300m
リーダー »APPLAUD / SALT MAX SHOCK LEADER 100LB
ルアー » 萬葉160LPF NZアワビ
ロッド » CB ONE / VF786SR
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »APPLAUD / SALT MAX SHOCK LEADER 100LB
ルアー »γ45-160.萬葉180LPF NZアワビ
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 70/18・SMC
リール » DAIWA / SALTIGA BLST 4500
ライン » GOSEN / J-SQURE 3号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 50LB
ルアー »萬葉160LPF

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Posted by 結城 賢二 at 22:11
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