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2015年08月21日

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8

【ラスト5巻きの悲劇とマナーについて】

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



お盆も過ぎて

空にはアキアカネが飛び

日が大分短くなったのを感じる。

もう8月も下旬に差し掛かり

確実に大好きな夏が終わりに近づいている。

ほんの少しだけ切ない気持ちになる季節。

さて今週も変わらず相模湾に夢を追いかけに行ってきた。

お世話になったのは、毎度お馴染みの小田原 藤八丸さん

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



少し早めの4時30分過ぎに出船で東沖に向かう。

4番の少し沖に朝一番の大チャンスが到来。

遠くを走る長井方面の遊漁船に見つけられるが、

プレッシャーの無いフレッシュな状態で一番で投げれる。

慎重に群れの方向を見極めてキャストを繰り返すが食わない。

そうこうしていると長井の船が数船来てナブラが沈んでしまう。

しかし大きなナブラは、そこから数カ所に別れ

船もそれを追い掛けうまい具合にお互いばらけた。

そのお陰もあり、一つのナブラを独占する事になる。

これは頂いたと、冷静にナブラの進行方向にキャストすると良い所に入った。

ボコボコに湧いている状態の中で萬葉 160LPFをショートジャークを4回程入れたと思う。

30kg程はありそうな個体が、僕のプラグに勢いよく飛びついた。

「よっしゃ!喰ったよ!」

瞬時にスプールのラインが力強く出てファーストラン。

「この走り良いサイズかも」

カウンターでしっかり合わを入れる。

軽快になるドラグ音は、

いつ聞いても全身がシビれる程の快感を思える。

ファーストランも無事に終わり。

慎重にリフト開始をする。

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



前方を見ると僕が掛けたナブラを追い

後から来た長井の遊漁船が投げている。

ミヨシの客が、僕の掛けた魚が走っている方向とクロスする形で

ラインを被せてキャストしているのが、リフトしながらも遠くから見ていた。

少し嫌な予感はしたが、浮き物投げていれば大丈夫だろと思い

然程、その時は気にしなかった。

しばらくすると先程のミヨシの客がロッドを曲げている。

その光景を見た直後から、僕のロッドに有り得ない程の負荷と、

ドラグが出る事が無い状態でにジリジリと気持ち悪いテンションで出ていき

強引にポンピングしてリフト後にロッドを下げると

テンションが抜けて不規則に引っ張られる感覚。

嫌な予感は的中した。

ファイトしている僕のラインを拾ってヒットしたと勘違いしている。

右斜めに居る相手を見ると無謀にも力いっぱい渾身のリフト。

その都度に僕に負荷が2倍掛かる。

相手の船の船長も異変に気付いてくれ

船の頭をこちらに向けてくれた。

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



それでも相手は、ラインフリーにする事なく渾身の無謀なファイトが続く。

やっと声が届く距離で祭りだと言う事を伝え

ラインフリーにする事を忠告した。

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



それまでの間

約90度程の角度での引っ張り合いの後に、

船と船が直線での引っ張り合いを行った。

その間にも嫌なテンションの抜けが数回あったので

バレても仕方無いと思い

冷静に慎重に最後は、頑張って船下まで寄せてくるが、

残り数メートルで

嫌な感触の後に無念のフックアウト。

リールを巻くと残り5回転だった。

僕のプラグの上部には、相手の絡んだ沈下系プラグが巻き付いていた。

長井の船長には謝ってもらったが、ミヨシの客は謝りもしない。

正直、怒りだけが煮えたぎっていた。

近年の湾マグブーム。

本当にオフショアゲームのマナーの低下が目に付く。

乗合船での後ろを確認しないでのフルキャストでの

ロッドの破損や怪我に繋がる事故。

他船や同船の他人のキャストしたラインの位置やプラグのトレースコースを

目で見て確認しないで被せる行為。

今回のようにファイトしている人の上にラインを被せる行為は言語道断。

ましてファイトしているのは分かっていたはず。

ファイトしているラインの上に被せて沈下系を使うなんてのは、素人以下の行為。

僕が先輩方に良く言われるが、タックルやテクニック以外にも

周りの動向や状況を冷静にみれる洞察力もこの釣りは必要。

上位機種のロッドとリールでナブラに投げればマグロが釣れると思ったら大間違い。

僕みたいなアングラーが言うのは説得力が無いが、

ある程度のスキルと最低限のマナーは必要不可欠。

そして今回の件を言えば、

僕のラインに被せてきたミヨシの客は、ファーストランも無かったはず。

それでヒットしたと勘違いしてファイトするなんて素人以下の行為だろう。

強い言葉で書いてしまったが、どうしてもこれだけは、

相模湾の現状を僕のブログ内で書きたかった。

それだけここ数年の相模湾のマナー低下と

ステップアップ無しでの湾マグを始める方が多すぎる。

さて後味が悪くなってしまったが、時間を見るとまだ7時前。

気を取り直してルアーもチェンジしてみる。

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



しかしこの一帯は多くの船が追いかけっこをした事で

船のプレッシャーで浮きも悪くなってしまった。

少し離れた位置で浮き待ちをするとビンゴ。

ポジションが悪く良いところに入れなかったが、

同船のK林さんのキャストした萬葉 180LPFにヒット。

しかしファーストランで痛恨のラインブレイク。

二週間前の僕と同じ飲まれ切れ。

本当に残念の一言。

日が昇ると鳥も居なくなり浮きが悪くクルージングの時間。

後半に一箇所やるが、ヒットする事なかった。

これでまた某船長にバラシ屋と呼ばれるのか、さて来週は台風の動向次第かな。

Sagamiwan Yellowfin Tuna 2015 Part 8



- TACKLE DATA -

ロッド  » Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
リール » SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 80LB
ルアー  » 萬葉160LPF イエローアルミ

ロッド  » CB ONE / VF786SR
リール  » DAIWA / SALTIGA-Z 6500DOGFIGHT×ST6500
ライン  » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 5号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 100LB
ルアー  »萬葉180LPF NZアワビ

ロッド  » Carpenter / BLUE CHASER 70/18・SMC
リール  » DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
ライン  » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 50LB
ルアー  »γ45-160


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Posted by 結城 賢二 at 09:38 │Yellowfin Tuna

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