2015年09月26日
Sendai Bay Jigging & Arao river
【秋深まる黄金色の東北へ】

シルバーウィークの4連休は故郷の仙台に帰省した。
前日に白石川で釣りをする予定だったが、荷物の都合で出発が遅れて断念。
昼過ぎにのんびりと愛車のジムニーで東北道を北上する。
埼玉を過ぎれば、稲刈り真っ最中の田園風景が広がる。
窓を開ければ、懐かしい稲藁の匂い。
秋を感じずにはいられない。
欲を言えば、白石川水系で久しぶりにのんびりと
秋の渓でロッドを振りたかったと思いながら、
夕方に無事に宮城に到着するが、
ここ数日仕事が忙しく消耗品の補給もまったくしないままでの遠征釣行。
翌日の釣行で使う消耗品を買いに急いで近所の量販店に駆け込む。
フックやリーダーを補給して翌日の準備をする。
翌日は朝方に風が吹く予報で出船が危かったが、
午後から風が収まると言う事で
佐藤船長の計らいもあり出船時間を遅らせてくれた。
今回お世話になるのは、快星丸さん

フラットボートにSUZUKI 300PSの4stエンジン搭載で激速の船。
これが凪だったら金華山沖まで45分で到着するとの事。

約15年ぶり位に訪れる仙台湾は、空が高い青空にイワシ雲が映える秋晴れの一日だった。
そして何よりも海から眺めるリアス式海岸がとても美しい。

これだけでも日頃のストレスが発散出来る。
来てよかった。
船長とは初対面だったが、歳も近いので色々な話をした。
あっという間の時間だった。
僕が仙台に居た頃は、ドッカン釣り(金華さばのコマセ釣り)の船宿に
お願いをしてミヨシでジギングするルアー釣りしか無かった時代だった。
今は若い船長方が、仙台湾を盛り上げようと色々開拓してくれて
ルアーフィッシングで狙える魚種が増えている。
本当に頼もしい限りだ。
さて釣りの方は、
どうしてもキャスティングで釣りたくて
キャスティング2本ジギング1本を船に持ち込んだが、

潮も緩く魚のレンジも深くキャスティングを諦めて終始ジギング。

活性も低く爆発する事は無かったが、
この日は3k~4kg位のサイズのイナワラが心地よくロッドを曲げてくれた。

こんなに風景の良いところで終日釣りが出来るんだから故郷仙台湾は楽しい。

16時ぐらいまで佐藤船長が頑張ってくれて終日楽しめた。

次にジギングに来るのは来年の予定。
宮城のヒラマサに出会いたいと
また一つ僕の目標であり楽しみが増えたり

そして仙台湾を盛り上げてくれるナイスガイで
釣り好きな佐藤船長に出会えたり。
充実した一日を過ごせた。
都内からも東北道と三陸道を使用して数時間で来れる距離。
まだまだ沿岸沿いは震災の影響が色濃く残っているが、
少しずつ復興に向かっている。
是非一度観光や釣りに遊びに来て頂きたい。

- TACKLE DATA -
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
リール » SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 80LB
ルアー » 萬葉140LPF(PROTO)
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 70/18・SMC
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー » GALIS / CASTMAN/Absorber 50LB
ルアー » 萬葉160LPF イエローアルミ
ロッド » Carpenter / PSC 61MLRS/I(B)-S
リール » DAIWA/SALTIGA BLST 4500
ライン » GOSEN/J-SQURE 3号300m
リーダー »GALIS FC/Absorber 50id
ルアー » マサムネ ・・・etc
翌日は、
数日前の豪雨の影響で大和町で氾濫が起きたので心配もあったのだが、
秋色の美しい美山女魚を探しに県北鳴瀬川水系に車を走らせた。
東北道を走っていると昨年の荒雄川で掛けて
ラインブレイクしたワイルドレインボーの事が頭から離れずに
そのまま鳴瀬川水系を過ぎて気付いたら荒雄川に向かっていた。

しかし荒雄川も先日の豪雨の影響で増水と白濁した濁り。
厳しい釣になるのは明らかだった。

白濁した濁りで魚を見ることは無く
生命感が感じられない。
テンポよく打っていくが、一向に魚からのコンタクトは無く諦めていた所で
20cmに満たない山女魚がヒットするが、バラしてしまう。
やっと荒雄川の魚に出会えた。
ほっとするが、後が続かない。

レインボーの居場所も見つけられず、四苦八苦していると
増水でプール状になった葦で覆われた
緩い流れの一角にキャスト。
2回~3回トゥイッチすると根がかりした様な感触の後に
一気に走りロッドがカーブを描くと同時にシャローの
白濁した中から見えたのは60cmを超えるワイルドレインボー。
「良し食った。」
強烈な走りで耐えられず思わず自分も移動しながらのファイト。
両隣の葦に入られたら昨年同様にラインブレイクになる事は分かっていた。
エクスプローラーの50Lがバットから曲がり耐えに耐えて
なんとか足元まで寄る。
「デカイ」
しかも美しく勇ましいオスのワイルドレインボー
背中のネットに手をやりランディングに入るが、ネットが小さくてまったく入らない。
このまま浅瀬でランディングする場所も無く
何度か試みるが、まったく入らない。
3回ほどネットに入れようとした時だった。
シングルバーブレスがポロリと外れてオートリリース。
あの姿を写真に収めたかった。
手と足が震えて暫く呆然として
ロッドが振れなかった。
その後も魚が休める場所を探したが、都合良く見つかる訳も無く
バイトが無い時間が過ぎていく。
関東から来たフライマンに話を聞くが、3日前よりは大分濁りも薄くなったとの事。
でも渋さは変わらずと言う事だった。
支流に行く事も考えたが、レインボーが釣りたく終始本流で釣りを通した。

しかしこの後は、出会える事はなかった。
やっぱり荒雄には、モンスターが居る。

悔しくて悔しくて
けど
また来年この地に来いよって言っているようで
素晴らしいフィールド荒雄川
また来るよ。

鳴瀬川水系に寄ろうとも考えていたが、体力が限界で
今回は、東北の美しい秋の美山女魚に出会うことが出来なかった。
-TACKLE DATA -
ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » VARIVAS / SUPER TROUT ADVANCE 4id
ルアー »Rough Stream Minnow50.Matt / Homura50s.Spino Minnow / fat50s.slim50s.ITOCRAFT / BOWIE・・etc
帰り道に先日オープンしたTOP RANGEさんにお邪魔した。

店主の丹野さんは、東北のオフショアを牽引してきた方。
僕も実家から自転車で30分圏内と言う事もあり
地元のサーフでシーバス(スズキ)が釣りたく
子供の頃に小遣いを握り締めて
P-boyを買いに行った記憶がある。
開店数日目でお忙しいそうだったので軽く挨拶させて頂いて
オリジナルのステッカーとジグを購入。
また帰省した際はゆっくり寄らせて頂きます。
帰宅する時の夕日は美しかった。

今回の僕の旅はこれにて終了。
ゆっくりと過ごした4日間。
美味しいご飯や芋煮。
母親のお手製のはらこ飯を食べたり
美味しい地酒を呑んだり。
やっぱり故郷は最高だと再認識。
次はお正月に佐藤船長の快星丸でボートロックを楽しみたいと思う。
今回も良く走った。


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シルバーウィークの4連休は故郷の仙台に帰省した。
前日に白石川で釣りをする予定だったが、荷物の都合で出発が遅れて断念。
昼過ぎにのんびりと愛車のジムニーで東北道を北上する。
埼玉を過ぎれば、稲刈り真っ最中の田園風景が広がる。
窓を開ければ、懐かしい稲藁の匂い。
秋を感じずにはいられない。
欲を言えば、白石川水系で久しぶりにのんびりと
秋の渓でロッドを振りたかったと思いながら、
夕方に無事に宮城に到着するが、
ここ数日仕事が忙しく消耗品の補給もまったくしないままでの遠征釣行。
翌日の釣行で使う消耗品を買いに急いで近所の量販店に駆け込む。
フックやリーダーを補給して翌日の準備をする。
翌日は朝方に風が吹く予報で出船が危かったが、
午後から風が収まると言う事で
佐藤船長の計らいもあり出船時間を遅らせてくれた。
今回お世話になるのは、快星丸さん

フラットボートにSUZUKI 300PSの4stエンジン搭載で激速の船。
これが凪だったら金華山沖まで45分で到着するとの事。

約15年ぶり位に訪れる仙台湾は、空が高い青空にイワシ雲が映える秋晴れの一日だった。
そして何よりも海から眺めるリアス式海岸がとても美しい。

これだけでも日頃のストレスが発散出来る。
来てよかった。
船長とは初対面だったが、歳も近いので色々な話をした。
あっという間の時間だった。
僕が仙台に居た頃は、ドッカン釣り(金華さばのコマセ釣り)の船宿に
お願いをしてミヨシでジギングするルアー釣りしか無かった時代だった。
今は若い船長方が、仙台湾を盛り上げようと色々開拓してくれて
ルアーフィッシングで狙える魚種が増えている。
本当に頼もしい限りだ。
さて釣りの方は、
どうしてもキャスティングで釣りたくて
キャスティング2本ジギング1本を船に持ち込んだが、

潮も緩く魚のレンジも深くキャスティングを諦めて終始ジギング。

活性も低く爆発する事は無かったが、
この日は3k~4kg位のサイズのイナワラが心地よくロッドを曲げてくれた。

こんなに風景の良いところで終日釣りが出来るんだから故郷仙台湾は楽しい。

16時ぐらいまで佐藤船長が頑張ってくれて終日楽しめた。

次にジギングに来るのは来年の予定。
宮城のヒラマサに出会いたいと
また一つ僕の目標であり楽しみが増えたり

そして仙台湾を盛り上げてくれるナイスガイで
釣り好きな佐藤船長に出会えたり。
充実した一日を過ごせた。
都内からも東北道と三陸道を使用して数時間で来れる距離。
まだまだ沿岸沿いは震災の影響が色濃く残っているが、
少しずつ復興に向かっている。
是非一度観光や釣りに遊びに来て頂きたい。

- TACKLE DATA -
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 84/25R-Poewr Max Super Cobra
リール » SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー »GALIS / CASTMAN/Absorber 80LB
ルアー » 萬葉140LPF(PROTO)
ロッド » Carpenter / BLUE CHASER 70/18・SMC
リール » DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
ライン » VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
リーダー » GALIS / CASTMAN/Absorber 50LB
ルアー » 萬葉160LPF イエローアルミ
ロッド » Carpenter / PSC 61MLRS/I(B)-S
リール » DAIWA/SALTIGA BLST 4500
ライン » GOSEN/J-SQURE 3号300m
リーダー »GALIS FC/Absorber 50id
ルアー » マサムネ ・・・etc
翌日は、
数日前の豪雨の影響で大和町で氾濫が起きたので心配もあったのだが、
秋色の美しい美山女魚を探しに県北鳴瀬川水系に車を走らせた。
東北道を走っていると昨年の荒雄川で掛けて
ラインブレイクしたワイルドレインボーの事が頭から離れずに
2014/10/14
【東北の秋のひと時】この週末は、故郷宮城で過ごしていた。とは言っても、実家に帰るのが目的ではなく仙北荒雄で開かれるアングラーズミーティーングに参加してきた。前日仕事で帰宅が遅くなってしまい自宅を深夜1時頃に出発。今回は、愛車ジムニーでのんびり4号線をひたすら北上する。20代…
そのまま鳴瀬川水系を過ぎて気付いたら荒雄川に向かっていた。

しかし荒雄川も先日の豪雨の影響で増水と白濁した濁り。
厳しい釣になるのは明らかだった。

白濁した濁りで魚を見ることは無く
生命感が感じられない。
テンポよく打っていくが、一向に魚からのコンタクトは無く諦めていた所で
20cmに満たない山女魚がヒットするが、バラしてしまう。
やっと荒雄川の魚に出会えた。
ほっとするが、後が続かない。

レインボーの居場所も見つけられず、四苦八苦していると
増水でプール状になった葦で覆われた
緩い流れの一角にキャスト。
2回~3回トゥイッチすると根がかりした様な感触の後に
一気に走りロッドがカーブを描くと同時にシャローの
白濁した中から見えたのは60cmを超えるワイルドレインボー。
「良し食った。」
強烈な走りで耐えられず思わず自分も移動しながらのファイト。
両隣の葦に入られたら昨年同様にラインブレイクになる事は分かっていた。
エクスプローラーの50Lがバットから曲がり耐えに耐えて
なんとか足元まで寄る。
「デカイ」
しかも美しく勇ましいオスのワイルドレインボー
背中のネットに手をやりランディングに入るが、ネットが小さくてまったく入らない。
このまま浅瀬でランディングする場所も無く
何度か試みるが、まったく入らない。
3回ほどネットに入れようとした時だった。
シングルバーブレスがポロリと外れてオートリリース。
あの姿を写真に収めたかった。
手と足が震えて暫く呆然として
ロッドが振れなかった。
その後も魚が休める場所を探したが、都合良く見つかる訳も無く
バイトが無い時間が過ぎていく。
関東から来たフライマンに話を聞くが、3日前よりは大分濁りも薄くなったとの事。
でも渋さは変わらずと言う事だった。
支流に行く事も考えたが、レインボーが釣りたく終始本流で釣りを通した。

しかしこの後は、出会える事はなかった。
やっぱり荒雄には、モンスターが居る。

悔しくて悔しくて
けど
また来年この地に来いよって言っているようで
素晴らしいフィールド荒雄川
また来るよ。

鳴瀬川水系に寄ろうとも考えていたが、体力が限界で
今回は、東北の美しい秋の美山女魚に出会うことが出来なかった。
-TACKLE DATA -
ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » VARIVAS / SUPER TROUT ADVANCE 4id
ルアー »Rough Stream Minnow50.Matt / Homura50s.Spino Minnow / fat50s.slim50s.ITOCRAFT / BOWIE・・etc
帰り道に先日オープンしたTOP RANGEさんにお邪魔した。

店主の丹野さんは、東北のオフショアを牽引してきた方。
僕も実家から自転車で30分圏内と言う事もあり
地元のサーフでシーバス(スズキ)が釣りたく
子供の頃に小遣いを握り締めて
P-boyを買いに行った記憶がある。
開店数日目でお忙しいそうだったので軽く挨拶させて頂いて
オリジナルのステッカーとジグを購入。
また帰省した際はゆっくり寄らせて頂きます。
帰宅する時の夕日は美しかった。

今回の僕の旅はこれにて終了。
ゆっくりと過ごした4日間。
美味しいご飯や芋煮。
母親のお手製のはらこ飯を食べたり
美味しい地酒を呑んだり。
やっぱり故郷は最高だと再認識。
次はお正月に佐藤船長の快星丸でボートロックを楽しみたいと思う。
今回も良く走った。


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Posted by 結城 賢二 at 01:26
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