Let's walk mòre slówly

【菜の花咲く頃に…】




ひんやりと澄んだ心地よい

からりと乾いた空気、そして高い青空。

秋を感じる一日だった。

今年は、あの渓でシーズンを締めくくろうと数日前から思っていた。

夜中に車を走らせ夜明け前に大好きな支流に入った。

シーズン終了までカウントダウン。

普段よりも多くのアングラーが

各支流に入るのは分かっていたので

ここがダメだったら入れる所は少ないだろう。

のんびりこの渓を歩こうと決めていた。

トラウトアングラーの正装に着替えて

いつもの急斜面を渓の音を頼りに一歩一歩確実に焦らず降りていく。




ゆっくり降りていけば、眼下には美しい神秘的な渓が広がる。




僕の2015年渓流シーズンラストの釣行が始まる。

先日の豪雨の影響か、この時期にしては水量が多い。

どこまで歩けるかわからないが、行けるところまで行くつもりだ。

入渓地点一投目から岩魚が歓迎してくれえる。

今日はいつもと違う。

なんだか活性がすこぶる良い。




ワンキャストすれば、可愛い岩魚が出てきてくれる。




僕の予想では、人的プレッシャーの中で数匹釣れて

シーズンを終われば満足だと思っていただけに

なんだか少し拍子抜けしてしまった。

まだ50ｍも歩いてないのに、岩魚が何処からともなく出てきて

僕の足を止めてくれるんだから本当に嬉しい限り。




少し瀬を攻めるとやっとアマゴが顔を覗かせてくれた。




サイズこそ小さいが、このアマゴの顔つきや色相は素敵だった。




１キャスト１キャスト菜の花咲く季節の頃から

シーズンを振り返りながら渓を楽しむ。




どれだけの岩魚が相手をしてくれた事か、

やっぱり今日はいつもと何だか違うそんな渓だぅた。




今年は、昨年よりも渓に行く時間がなかった。

来年はもっともっと他県の渓に足を踏み入れて素敵な渓魚に会いに行きたい。




500ｍも歩いてないだろう。




その間にも途切れる事なく岩魚が遊んでくれる。

そうこうしていると、目の前には、ゴルジュの壁が見えてきた。




普段なら渡れるポイントだが、今日は水量も多く渡れない。

行けばもっともっと釣れるだろう

高巻きをするか悩んだが、ここは危険が伴う。

僕は絶対に命に関わるので無理はしない。

自然と上手く付き合うのには、引く勇気も必要だと思っている。

多くの魚が遊んでくれたし、

釣りは余韻が残る位が丁度いい。

だから来年までお預け。

またこの渓に遊びにくれば良いのだから。

車に戻ると無事に帰ってこれた事にホッとする。

帰り道少し時間があったので数箇所、安易に入れる支流に入るが、

足跡も多く残念ながらノーバイトに終わった。

まあこれが現実でそうそう甘くないんだよね。

これで僕の2015年シーズンは完結。

一年間怪我なく釣りが出来た事に感謝。

また来年、菜の花が咲く季節に皆さんお会いしましょう。




-TACKLE DATA -

ロッド　» SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール　» SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン　» VARIVAS / SUPER TROUT ADVANCE　4id
ルアー　»Ｒｏｕｇh Stream Minnow50.Matt / Homura50s.Spino Minnow / fat50s.slim50s.ITOCRAFT / BOWIE・・etc



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