2019年05月31日
Tohoku Fishing Trip ③
【新緑の東北を歩く旅】

翌朝は遅めの起床。
天気予報通り、外は鉛色の空。

今にも泣きだしそうな空だった。
M君の朝食は、行者ニンニク入りうどんを食べる。

僕は、二日酔いでコーヒーのみ。
胃に染みわたる一杯。

朝食を済ませ、まずは久慈に今晩用の薪を買いに行く。
それから戻り、今回の渓に向かうが、がけ崩れで迂回を余儀なくされ
山道を走ると、食べごろのコゴミを採取。

遠回りでやっと渓へ着いたのは、正午を回っていた。
冷たい春の雨が降る中で準備を済ませる。
上流側から入渓する事にした。
岩手と感じる渓相にワクワクする僕。
早速、入渓ポイントで岩魚のチェイスがあった。
準備を整え終わったM君にアドバイスしながら、
先頭を歩いてもらう事にした。
今回が初の本格的な渓流釣りとの事で
魚の付き場やトレースコースを説明しながら登って行く。
小さいながらチェイスもあり、
直ぐにヤマメを釣ってもらう事が出来た。
しかし上流部は、自分の思ったような渓相とは違い、魚も薄く感じた。
1時間程歩いて、移動と指示すると、
体力的に釣りが困難だとの事。
入渓もとても楽で、道路沿いに退渓出来るので
とてもビギナー向けの渓だったが、
やはり、普段から、運動やトレーニングをしてないと
渓を歩く釣りは、厳しいと痛感させられた。
こればかりは、自分ではどうこう出来ない。
事前に磯ロックで体力には、自信があるとは、言っていたが、
それとは、全くの別物。
タックルからウェアーまで全身揃えて遠くの岩手まで遠征に来て
一時間で釣りが終わるのは、本当に申し訳ない気持ちで一杯だった。
正直、先輩として無理だと言うべきだった。
気持ちを切り替えて、車で休むとの事で
ソロで釣りをさせてもらう。
上流域は、相変わらずの魚の薄さ。
魚の付き場が少ない印象だった。

それでも、良い場所には、魚が付いているが、

小さいヤマメが多かった。
しかも歩いても歩いても、
チャラ瀬や平凡とした流れが続く。

昼食も取らずに黙々と3時間程歩いた。
夕刻まで一時間。
来るときに見た、中流域のダイナミックで起伏に富んだ流れ。

気になってしまい。
最後に移動する事にした。
M君も少し回復して釣りをするとの事。
中流から入渓すると、やはり、いい流れでこの時期の魚の付き場は多い。
直ぐに魚のチェイスを確認する。
魚影も濃い。
正解は、やはり中流から下流だった。
まあ、サイズの良いヤマメのバラシもあり、
チビヤマメと戯れて日没直後まで遊ぶ。

サイズはともかく、
東北の点が不揃いの美しいヤマメ。

やっぱ岩手は素敵なフィールドだ。
翌日も釣りの予定だったが、
体力的に厳しいとの事で、僕の岩手の釣りはこれで終わった。
東京からは、中々遠くて来れないフィールド。
数年ぶりの岩手遠征だった。
まだまだ歩きたい渓はいっぱいある。
寂しくもあり、悔しくもあり。
仕方なさもある。
後ろ髪引かれる思いで僕は、釣り竿を仕舞うのだった。
時間が取れたら、また訪れたい。
僕はまた絶対に、岩手の渓魚達に会いに来ようと心に決めるのだった。
全身冷たい雨に打たれて、冷えきたった体を温めたく
夕食は、懐かしいラーメンショップで食べた。
田舎にある、ラーメンショップはなんか雰囲気がある。
お腹もペコペコで無言で食べ続けた。
店を出る時に気付いたが、本棚には、GO OUTがずらり。
強面の店主は実は、オシャレなアウトドア好きなんだと思ったら
少し顔が微笑んだ。
美味しいラーメンを食べて。
スーパーで晩酌の買い物をしてから
野営地の近くの温泉に入りに行く。
芯から冷えた体が温まり、疲れも癒される。
野営地に着いたのは20時を回っていた。
周りも寝ているので軽く晩酌をして眠りにつく。
翌日起きると、雨も収まり、天気も回復に向かっていた。
とても気持ちの良い朝。
キャプテンスタッグのB5かまどで朝食作り。

ヤマメの塩焼きとヤマメ飯。

ベーコンを焼いて贅沢な朝食。

岩手で過ごした2日間。
全て片付けを済ませて僕らは、
宮城に向かうのだった。
助手席から岩手の風景を見る。
「また絶対来るよ」
そんな事を心の中で思うのだった。
途中で宮古や三陸に寄り道。

ちょっとしたお土産を買ったり、
少しだけ観光したり。

南三陸では昼食。
三陸名物のアナゴの天丼。

ここも美味しいお店だった。

亘理に到着したのは17時位だったかな。
ここで今回の旅のM君とはお別れ。
辛い釣りだったと思うけど、
渓流は楽しいのでこれに懲りずに
続けてもらいたいと思うな。
東北という素敵なフィールドが近いんだからね。
何はともあれ、いい旅だった。
M君には感謝。
そして僕はと言うと...釣り足りない。
折角だから実家に帰らず、このまま山形へ一人旅。
「呆れる程バカだわ」
白石川を抜けて峠を越えて山形へ。

日が暮れる前に、道の駅に到着。
カー寝る準備をして晩酌タイム。
風が心地よい。
そしてやっぱGWの雰囲気が好きだ。
大阪や関東ナンバーの車。
みんなどんな旅をしているのだろうか?
そんな事を思いながら、
僕は5月の風を感じながら夜を楽しんだ。
さて、明日は何処へ行こう?
-TACKLE DATA -
Rod: POWERFUL WORKER / Glasso! 3ft
Grip: GLASS EYE / ハンドカーブ・スーパー・ショート・エルゴノハンドル
Reel: SHIMANO / ALDEBARAN BFS XG
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB

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翌朝は遅めの起床。
天気予報通り、外は鉛色の空。

今にも泣きだしそうな空だった。
M君の朝食は、行者ニンニク入りうどんを食べる。

僕は、二日酔いでコーヒーのみ。
胃に染みわたる一杯。

朝食を済ませ、まずは久慈に今晩用の薪を買いに行く。
それから戻り、今回の渓に向かうが、がけ崩れで迂回を余儀なくされ
山道を走ると、食べごろのコゴミを採取。

遠回りでやっと渓へ着いたのは、正午を回っていた。
冷たい春の雨が降る中で準備を済ませる。
上流側から入渓する事にした。
岩手と感じる渓相にワクワクする僕。
早速、入渓ポイントで岩魚のチェイスがあった。
準備を整え終わったM君にアドバイスしながら、
先頭を歩いてもらう事にした。
今回が初の本格的な渓流釣りとの事で
魚の付き場やトレースコースを説明しながら登って行く。
小さいながらチェイスもあり、
直ぐにヤマメを釣ってもらう事が出来た。
しかし上流部は、自分の思ったような渓相とは違い、魚も薄く感じた。
1時間程歩いて、移動と指示すると、
体力的に釣りが困難だとの事。
入渓もとても楽で、道路沿いに退渓出来るので
とてもビギナー向けの渓だったが、
やはり、普段から、運動やトレーニングをしてないと
渓を歩く釣りは、厳しいと痛感させられた。
こればかりは、自分ではどうこう出来ない。
事前に磯ロックで体力には、自信があるとは、言っていたが、
それとは、全くの別物。
タックルからウェアーまで全身揃えて遠くの岩手まで遠征に来て
一時間で釣りが終わるのは、本当に申し訳ない気持ちで一杯だった。
正直、先輩として無理だと言うべきだった。
気持ちを切り替えて、車で休むとの事で
ソロで釣りをさせてもらう。
上流域は、相変わらずの魚の薄さ。
魚の付き場が少ない印象だった。

それでも、良い場所には、魚が付いているが、

小さいヤマメが多かった。
しかも歩いても歩いても、
チャラ瀬や平凡とした流れが続く。

昼食も取らずに黙々と3時間程歩いた。
夕刻まで一時間。
来るときに見た、中流域のダイナミックで起伏に富んだ流れ。

気になってしまい。
最後に移動する事にした。
M君も少し回復して釣りをするとの事。
中流から入渓すると、やはり、いい流れでこの時期の魚の付き場は多い。
直ぐに魚のチェイスを確認する。
魚影も濃い。
正解は、やはり中流から下流だった。
まあ、サイズの良いヤマメのバラシもあり、
チビヤマメと戯れて日没直後まで遊ぶ。

サイズはともかく、
東北の点が不揃いの美しいヤマメ。

やっぱ岩手は素敵なフィールドだ。
翌日も釣りの予定だったが、
体力的に厳しいとの事で、僕の岩手の釣りはこれで終わった。
東京からは、中々遠くて来れないフィールド。
数年ぶりの岩手遠征だった。
まだまだ歩きたい渓はいっぱいある。
寂しくもあり、悔しくもあり。
仕方なさもある。
後ろ髪引かれる思いで僕は、釣り竿を仕舞うのだった。
時間が取れたら、また訪れたい。
僕はまた絶対に、岩手の渓魚達に会いに来ようと心に決めるのだった。
全身冷たい雨に打たれて、冷えきたった体を温めたく
夕食は、懐かしいラーメンショップで食べた。
田舎にある、ラーメンショップはなんか雰囲気がある。
お腹もペコペコで無言で食べ続けた。
店を出る時に気付いたが、本棚には、GO OUTがずらり。
強面の店主は実は、オシャレなアウトドア好きなんだと思ったら
少し顔が微笑んだ。
美味しいラーメンを食べて。
スーパーで晩酌の買い物をしてから
野営地の近くの温泉に入りに行く。
芯から冷えた体が温まり、疲れも癒される。
野営地に着いたのは20時を回っていた。
周りも寝ているので軽く晩酌をして眠りにつく。
翌日起きると、雨も収まり、天気も回復に向かっていた。
とても気持ちの良い朝。
キャプテンスタッグのB5かまどで朝食作り。

ヤマメの塩焼きとヤマメ飯。

ベーコンを焼いて贅沢な朝食。

岩手で過ごした2日間。
全て片付けを済ませて僕らは、
宮城に向かうのだった。
助手席から岩手の風景を見る。
「また絶対来るよ」
そんな事を心の中で思うのだった。
途中で宮古や三陸に寄り道。

ちょっとしたお土産を買ったり、
少しだけ観光したり。

南三陸では昼食。
三陸名物のアナゴの天丼。

ここも美味しいお店だった。

亘理に到着したのは17時位だったかな。
ここで今回の旅のM君とはお別れ。
辛い釣りだったと思うけど、
渓流は楽しいのでこれに懲りずに
続けてもらいたいと思うな。
東北という素敵なフィールドが近いんだからね。
何はともあれ、いい旅だった。
M君には感謝。
そして僕はと言うと...釣り足りない。
折角だから実家に帰らず、このまま山形へ一人旅。
「呆れる程バカだわ」
白石川を抜けて峠を越えて山形へ。

日が暮れる前に、道の駅に到着。
カー寝る準備をして晩酌タイム。
風が心地よい。
そしてやっぱGWの雰囲気が好きだ。
大阪や関東ナンバーの車。
みんなどんな旅をしているのだろうか?
そんな事を思いながら、
僕は5月の風を感じながら夜を楽しんだ。
さて、明日は何処へ行こう?
-TACKLE DATA -
Rod: POWERFUL WORKER / Glasso! 3ft
Grip: GLASS EYE / ハンドカーブ・スーパー・ショート・エルゴノハンドル
Reel: SHIMANO / ALDEBARAN BFS XG
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: SUNLINE / Troutst AREA PE 0.4号
Leader: FAMELL / FLUORO SHOCK LEADER 4LB
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Posted by 結城 賢二 at 00:01
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