2017年12月19日
Izu Rock Shore Game 2017 Part 3
【師走の伊豆と水仙の香り】

今年も残すところ2週間余りになった。
珍しく2連休と言う事もあり、
久し振りに伊豆にジムニーを走らせた。
寒冷前線の影響で前日は大荒れ。
釣行初日は、風波共に若干収まり、コンディションは、最高かと思えた。
しかし予想は、予想でしかない。
冬の天気は、思い通りにならない。
深夜のドライブ中も収まらない強風。
仮眠をすると車が揺れる程。
「これは厳しいかな」
10年以上通っている、伊豆のヒラスズキ釣り。
なんとなく風の向きと、強さで釣りが成立するか、予想がつく。
山間部の高台から見ると海は大荒れ。
大型タンカーが、隠れながら進んでいく程だった。

それでも半年ぶりのフィールドは見たいものだ。
駄目を覚悟して、山道を歩き一山越えて磯場へ立つ。
風は15mを軽く超え、油断すると体が持っていかれる。
波しぶきは、空に舞い、竜巻のごとく飛んでいく。
「これはダメだ。」
ロッドを振ることなく早々に撤退する。
南、西は何処もダメ。
しかし風裏を探して数か所打つか、
うねりが高くて午前中には、ウェットを脱いだ。

午後からは、下田に戻り、居付きのメッキを探すが、
季節は師走。
河川も漁港もランガンして回るが、

メッキは死滅してしまったのか、
船の下から丸セイゴがチェイスしてきたのみ。
今年は秋に伊豆に釣りに行けなかったので
メッキに逢う事も出来なかった。
夜には風も収まり、翌日はベタ凪の予報。
帰ろうかと思っていたが、折角の2連休。
今年、伊豆に来るのも最後。
夕方から温泉に入りに行く事にした。
みなと湯と悩んだが、今回は贅沢に銀の湯温泉で
芯から冷えた体を温めに行ってきた。
行楽シーズンの際は、大賑わいの銀の湯温泉。
幸いな事に貸し切り状態。
ゆっくり温泉に浸かり疲れを癒す。
その後は、地元のスーパーで食材と酒を買い込んで
道の駅で車中泊をする。
夜にまったりと車内で過ごす時間がやっぱり好き。
外に出れば、都内では見れない
冬の星座がキラキラと輝いている。
プライスレスな時間を過ごして、就寝した。
翌日は、若干風が残っていたので駐車場に車も無く
本命ポイントに朝一に入るが、

残念ながら、既に先行者が立っていて
フレッシュな所を打つことが出来なかった。
話しを聞くと40㎝位のがワンバイトあったとの事。
潮位が下がれば打つ所もあるのだが、早々に別の磯へ向かう。
うねりも風も残り、コンデションは最適。
磯場にヒラスズキの鱗が散乱しており、
少し残念な気持ちになる。
アングラーには、マナーを少し考えて欲しいものだ。
濃いサラシに期待して打って行くが魚が出ない。
「これで出ない?」
居れば、食ってきてもおかしくない状況。
一通り叩いて、次のポイントに向かう。
潮は下げとともに、風は収まる。
自然相手は、上手く行かないものだ。

山を越えて谷を降りる。

若干サラシが残っているが、期待薄い状態。
正直諦めていた。
一通り、打って行くが、ノーバイト。
今度はしつこく一か所を打っていくが、ノーバイト。
「やっぱりダメか」そんな事を心で思っていると
「ガツン」と強い衝撃。
「あれ、ハエ根に引っかかった」と思いロッドを軽くあおると「ゴンゴンゴン」と魚。
50㎝満たないヒラスズキが
美しくエラ洗いしたと思った瞬間にフックが外れた。
「やってしまった。」
久し振りのヒラスズキ。
新品の針だったのに
少ないチャンスだったのに
釣っていたら今年の締めくくりに最高だったのに。
そして手が震えていた。
風も収まり、サラシも無くなり二匹目のドジョウは現れず。
いつも挨拶するお地蔵さんから、
「悔しかったら、また来年遊びに来なよ」そんな事を言われているようだった。

甘い水仙の香りが広がる、師走の伊豆の2日間。
伊豆のヒラスズキ。
中々釣れないけど、やっぱり好きだな。

-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: SHIMANO / Vanquish 4000XG
Line: TORAY / SEA BASS PE 1.5号
Leader: VARIVAS / SEABASS SHOCK LEADER FLURO CARBON 22LB
Lure: LEVIN HEAVY.ビバノン.タフマニアデブル.HRTM110YS.サスケSF-120裂波・・・etc

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今年も残すところ2週間余りになった。
珍しく2連休と言う事もあり、
久し振りに伊豆にジムニーを走らせた。
寒冷前線の影響で前日は大荒れ。
釣行初日は、風波共に若干収まり、コンディションは、最高かと思えた。
しかし予想は、予想でしかない。
冬の天気は、思い通りにならない。
深夜のドライブ中も収まらない強風。
仮眠をすると車が揺れる程。
「これは厳しいかな」
10年以上通っている、伊豆のヒラスズキ釣り。
なんとなく風の向きと、強さで釣りが成立するか、予想がつく。
山間部の高台から見ると海は大荒れ。
大型タンカーが、隠れながら進んでいく程だった。

それでも半年ぶりのフィールドは見たいものだ。
駄目を覚悟して、山道を歩き一山越えて磯場へ立つ。
風は15mを軽く超え、油断すると体が持っていかれる。
波しぶきは、空に舞い、竜巻のごとく飛んでいく。
「これはダメだ。」
ロッドを振ることなく早々に撤退する。
南、西は何処もダメ。
しかし風裏を探して数か所打つか、
うねりが高くて午前中には、ウェットを脱いだ。

午後からは、下田に戻り、居付きのメッキを探すが、
季節は師走。
河川も漁港もランガンして回るが、

メッキは死滅してしまったのか、
船の下から丸セイゴがチェイスしてきたのみ。
今年は秋に伊豆に釣りに行けなかったので
メッキに逢う事も出来なかった。
夜には風も収まり、翌日はベタ凪の予報。
帰ろうかと思っていたが、折角の2連休。
今年、伊豆に来るのも最後。
夕方から温泉に入りに行く事にした。
みなと湯と悩んだが、今回は贅沢に銀の湯温泉で
芯から冷えた体を温めに行ってきた。
行楽シーズンの際は、大賑わいの銀の湯温泉。
幸いな事に貸し切り状態。
ゆっくり温泉に浸かり疲れを癒す。
その後は、地元のスーパーで食材と酒を買い込んで
道の駅で車中泊をする。
夜にまったりと車内で過ごす時間がやっぱり好き。
外に出れば、都内では見れない
冬の星座がキラキラと輝いている。
プライスレスな時間を過ごして、就寝した。
翌日は、若干風が残っていたので駐車場に車も無く
本命ポイントに朝一に入るが、

残念ながら、既に先行者が立っていて
フレッシュな所を打つことが出来なかった。
話しを聞くと40㎝位のがワンバイトあったとの事。
潮位が下がれば打つ所もあるのだが、早々に別の磯へ向かう。
うねりも風も残り、コンデションは最適。
磯場にヒラスズキの鱗が散乱しており、
少し残念な気持ちになる。
アングラーには、マナーを少し考えて欲しいものだ。
濃いサラシに期待して打って行くが魚が出ない。
「これで出ない?」
居れば、食ってきてもおかしくない状況。
一通り叩いて、次のポイントに向かう。
潮は下げとともに、風は収まる。
自然相手は、上手く行かないものだ。

山を越えて谷を降りる。

若干サラシが残っているが、期待薄い状態。
正直諦めていた。
一通り、打って行くが、ノーバイト。
今度はしつこく一か所を打っていくが、ノーバイト。
「やっぱりダメか」そんな事を心で思っていると
「ガツン」と強い衝撃。
「あれ、ハエ根に引っかかった」と思いロッドを軽くあおると「ゴンゴンゴン」と魚。
50㎝満たないヒラスズキが
美しくエラ洗いしたと思った瞬間にフックが外れた。
「やってしまった。」
久し振りのヒラスズキ。
新品の針だったのに
少ないチャンスだったのに
釣っていたら今年の締めくくりに最高だったのに。
そして手が震えていた。
風も収まり、サラシも無くなり二匹目のドジョウは現れず。
いつも挨拶するお地蔵さんから、
「悔しかったら、また来年遊びに来なよ」そんな事を言われているようだった。

甘い水仙の香りが広がる、師走の伊豆の2日間。
伊豆のヒラスズキ。
中々釣れないけど、やっぱり好きだな。

-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: SHIMANO / Vanquish 4000XG
Line: TORAY / SEA BASS PE 1.5号
Leader: VARIVAS / SEABASS SHOCK LEADER FLURO CARBON 22LB
Lure: LEVIN HEAVY.ビバノン.タフマニアデブル.HRTM110YS.サスケSF-120裂波・・・etc

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Posted by 結城 賢二 at 10:23
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