2016年07月18日
Izu Rock Shore Game
【夏の走る雲を追いかけて】
不意に思った。
会いたい人と行きたいフィールド。
そして釣りたいサカナ。
気が付けば、
あれから5年の歳月が流れていた。
今回の釣行は、
伊豆半島最南端にジムニーを走らせた。
深夜に通るビーチは、若者達で活気に溢れ。
平鱸シーズンに通う
閑散とした風景とは違っていた。
一睡もせずに無事に中木の港に到着すると
既に駐車場はヒジリ浜で海水浴を楽しむ人で
賑わいを見せていた。
僕は少しだけ仮眠をとり準備を始めた。
5年ぶりに来た中木。
そして会いたかった武丸の船長と再会する。
当時と変わらぬ元気な姿。
「カツオに乗ろうと思うんだけど」
そんな会話をしながら
気さくで優しい船長と会話を楽しみ。
定時に出船。
渡船だけでは、
本当に勿体ないと思うほどの素晴らしい船。
小柄の船長のアグレッシブな操船で
ものの数分でカツオ島に上陸する事が出来る。
南伊豆の険しい磯を
眺めれる素晴らしい絶景に。
これだけでも、
このフィールドに来た甲斐は
十分にあると思う程だ。
5年ぶりに上陸したカツオ島。
僕は、外側からロッドを振る事にした。
霧で幻想的な風景の中でキャストを開始。
会いたいサカナからのコンタクトは、
そう時間が掛からなかった。
水面からカッコよく飛び出してくる姿。
「乗れ」
「ばれた」
興奮して言葉を口に出していたかもしれない。
朝マズメから会いたかった
磯シイラのチェイスとバラシは多数あった。
ロングロッドで掛けて
強引に根を交わしスリリングなやり取りで
夏の使者シイラとのファイトを楽しむ。
上陸してほんの数分で
夏磯を十分に味わっていた。
釣りを開始して一時間。
それまでオートリリースで楽しんいたが、
キャッチをする為に抜きあげようとした瞬間に
変な違和感が走った。
ロッドを見ると3番ガイドから折れた。
それと当時にシイラもオートリリース。
一瞬何が起きたかと思うほど。
「終わった。」
しかし現実は、変える事は出来ない。
気分転換に
アカハタを狙う為に持ってきた
サブタックルをキャストするが、
この日は川のように激流の潮が流れ
底取りも出来ない程だった。
僕は仕方無く
折れたロッドのままで釣りを開始する事にした。
無理があるのは分かっていたが
その数%の可能性にかけていた。
飛ばないルアー。
折れたカーボンの先に刺さリキズが入るPEライン。
そしてライントラブルの数々。
それでも僕は10バイト以上は取っただろう。
しかしなかなかファイトまでは出来なかった。
これから上げ潮で更に
楽しくなる事も想像できたが
正午には釣りを終わらせる事にした。
船長に会いに、磯シイラに会いに
「また来るよ」
心からそう思ったし。
悔しさもあった。
でもこれも釣りだと思う。
帰りに海水浴で賑わう
ヒジリ浜を通ってくれた。
後世に残したい風景のヒジリ浜。
溜息が出るほどに美しい。
キラキラ夏色に輝いていた。
お決まりの南京亭でデカ盛りグルメ。
お腹も一杯で
短パン半袖ギョサンでメッキ探し。
前回見た小さなメッキも数か所を回るが、
メッキの姿は見当たらなかった。
夕方まで遊び、翌日も沖磯に乗る予定だったが、
気持ち的にも乗らないので今回は
残念ながら帰宅する事にした。
5年前に一年待ちでオーダーした
ワイルドブレーカー113R/S
サラシの白と青空・海のブルーをイメージして
カスタム作製して各地の荒磯で
ヒラスズキや青物と出会わせてくれた
想い出一杯の大切なロッド。
購入して5年。
今回カツオ島に上陸したのも5年振り。
いくつの激しい釣行に耐えて
ブランクに傷が入っていたと思うが、
本当にショックで残念だけれども
これも何かの運命なのかと思ったりしている。
本当に今まで沢山の魚と出会わせてくれてありがとう。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 113R/S CUSTOM
Reel: DAIWA / SALTIGA BLST 4500
Line: GOSEN / J-SQURE 3号 300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 40LB
Lure: ラッパのジョニー.Jack pot 135FL.150.OCEA PENCIL 150F.
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不意に思った。
会いたい人と行きたいフィールド。
そして釣りたいサカナ。
気が付けば、
あれから5年の歳月が流れていた。
今回の釣行は、
伊豆半島最南端にジムニーを走らせた。
深夜に通るビーチは、若者達で活気に溢れ。
平鱸シーズンに通う
閑散とした風景とは違っていた。
一睡もせずに無事に中木の港に到着すると
既に駐車場はヒジリ浜で海水浴を楽しむ人で
賑わいを見せていた。
僕は少しだけ仮眠をとり準備を始めた。
5年ぶりに来た中木。
そして会いたかった武丸の船長と再会する。
当時と変わらぬ元気な姿。
「カツオに乗ろうと思うんだけど」
そんな会話をしながら
気さくで優しい船長と会話を楽しみ。
定時に出船。
渡船だけでは、
本当に勿体ないと思うほどの素晴らしい船。
小柄の船長のアグレッシブな操船で
ものの数分でカツオ島に上陸する事が出来る。
南伊豆の険しい磯を
眺めれる素晴らしい絶景に。
これだけでも、
このフィールドに来た甲斐は
十分にあると思う程だ。
5年ぶりに上陸したカツオ島。
僕は、外側からロッドを振る事にした。
霧で幻想的な風景の中でキャストを開始。
会いたいサカナからのコンタクトは、
そう時間が掛からなかった。
水面からカッコよく飛び出してくる姿。
「乗れ」
「ばれた」
興奮して言葉を口に出していたかもしれない。
朝マズメから会いたかった
磯シイラのチェイスとバラシは多数あった。
ロングロッドで掛けて
強引に根を交わしスリリングなやり取りで
夏の使者シイラとのファイトを楽しむ。
上陸してほんの数分で
夏磯を十分に味わっていた。
釣りを開始して一時間。
それまでオートリリースで楽しんいたが、
キャッチをする為に抜きあげようとした瞬間に
変な違和感が走った。
ロッドを見ると3番ガイドから折れた。
それと当時にシイラもオートリリース。
一瞬何が起きたかと思うほど。
「終わった。」
しかし現実は、変える事は出来ない。
気分転換に
アカハタを狙う為に持ってきた
サブタックルをキャストするが、
この日は川のように激流の潮が流れ
底取りも出来ない程だった。
僕は仕方無く
折れたロッドのままで釣りを開始する事にした。
無理があるのは分かっていたが
その数%の可能性にかけていた。
飛ばないルアー。
折れたカーボンの先に刺さリキズが入るPEライン。
そしてライントラブルの数々。
それでも僕は10バイト以上は取っただろう。
しかしなかなかファイトまでは出来なかった。
これから上げ潮で更に
楽しくなる事も想像できたが
正午には釣りを終わらせる事にした。
船長に会いに、磯シイラに会いに
「また来るよ」
心からそう思ったし。
悔しさもあった。
でもこれも釣りだと思う。
帰りに海水浴で賑わう
ヒジリ浜を通ってくれた。
後世に残したい風景のヒジリ浜。
溜息が出るほどに美しい。
キラキラ夏色に輝いていた。
お決まりの南京亭でデカ盛りグルメ。
お腹も一杯で
短パン半袖ギョサンでメッキ探し。
前回見た小さなメッキも数か所を回るが、
メッキの姿は見当たらなかった。
夕方まで遊び、翌日も沖磯に乗る予定だったが、
気持ち的にも乗らないので今回は
残念ながら帰宅する事にした。
5年前に一年待ちでオーダーした
ワイルドブレーカー113R/S
サラシの白と青空・海のブルーをイメージして
カスタム作製して各地の荒磯で
ヒラスズキや青物と出会わせてくれた
想い出一杯の大切なロッド。
購入して5年。
今回カツオ島に上陸したのも5年振り。
いくつの激しい釣行に耐えて
ブランクに傷が入っていたと思うが、
本当にショックで残念だけれども
これも何かの運命なのかと思ったりしている。
本当に今まで沢山の魚と出会わせてくれてありがとう。
Thank You WILD BREAKER 113R/S
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 113R/S CUSTOM
Reel: DAIWA / SALTIGA BLST 4500
Line: GOSEN / J-SQURE 3号 300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 40LB
Lure: ラッパのジョニー.Jack pot 135FL.150.OCEA PENCIL 150F.
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Posted by 結城 賢二 at 23:48
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