2016年08月01日
Sagamiwan Yellowfin Tuna 2016 Part 5
【鉛色の空、梅雨明け前の一日】

今週も僕は、相模湾にジムニーを走らせた。
何時もなら、仕事後に寝ないで向かう通いなれた道も
今回は7時出船と十分な睡眠を取って出発する。
しかし今年は、本当に陽気に恵まれない。
梅雨明けも遅いが、
夏の肌に刺さるような、日差しの中で釣りをしていない。
鉛色の相模湾ばかり見ている。
そしてこの日も運転しながら
ポツリポツリとフロントガラスに雨が打ち付ける。
更に、沖合では10m以上の風が、
強く吹くと言う海悪い予報だった。

直ぐに港近くで数羽の鳥を見つけて
キメジサイズが付いていた、直ぐに散ったので
早々に南沖に舵を向ける。

片道2時間のクルージング。

当初の予想よりは風は、収まっていたが、
釣りづらいコンデションは変わらず。
この海域に鳥りも多く居るが、
広範囲で固まる事もなくたまに
水面の小さなベイトを突いている様子で
ベイトの浮きも並走して止まらない鳥。
たまに固まるが、キハダが顔を出す事は珍しく
捕食していいたのは、
数センチのシラスから成長したイワシだった。
至る所で小規模な鳥山が出来るが、一瞬で沈む。

手強い捕食パターンだ。
ボコボコと良いサイズが湧く事もあったが、
食わせる事は出来なかった。

予想通り風も強まり、雨も降り。
終始頑張ったが、この日はヒットする事はなかった。

港に戻ってからは、ご飯を食べに
「いしだ商店」さんにお邪魔した。
店内には、先輩方の釣った
トロフィーサイズの写真や魚拓の数々。

店主の石田さんが釣ったキハダを頂いた。
凄いボリュームでそれだけで驚いたのだが、

キハダを口にするとキハダ独特の香りが全くしない。
それどころか、熟成され甘く旨みのある赤身。
今まで自分が食べていた
キハダは何だったのかと思うほど別物だった。
石田さんにお聞きした所、
船上で脳天刺して
血抜きしないで大量の氷水に入れて即冷却。
サク取りしてキッチンペーパーでドリップを何度もふき取り
ラップで巻いて真空状態で熟成。
血抜きしない事も驚いた。
僕もサク取りしてキッチンペーパーで包んで
真空の状態でラップをして
一日一回ドリップを吸ったペーパーを交換しているが、
本当に度肝を抜かされる程、別物の魚だった。
やっぱり家庭用の冷蔵庫では、温度が高い事が
トリミングしても臭みの出る最大の原因なのかもしれない。
家庭で美味しく頂くには、
高価ではあるが、
真空クーラーで氷冷保存が望ましと思った。
プロの技を舌で味わい。
僕のキハダの概念が変わったし。
大変為になった一日だった。
そして干物に恵丸産の金目の煮つけ
うまかった。
帰って食べた塩辛も絶品の一言。
さあ、ここ最近はキハダからのコンタクト無し。
そろそろキハダの引きが恋しい今日この頃だが、
焦らずのんびりシーズン楽しみたいと思う。
- TACKLE DATA -
Rod: Ripple Fisher / Aquila 87 A874 Swim
Reel: SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
Line: VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 80LB
Lure: 萬葉140LPF(PROTO).萬葉160LPF
Rod: CB ONE / VF786SR
Reel: DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
Line: VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 80LB
Lure: 萬葉180LPF

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今週も僕は、相模湾にジムニーを走らせた。
何時もなら、仕事後に寝ないで向かう通いなれた道も
今回は7時出船と十分な睡眠を取って出発する。
しかし今年は、本当に陽気に恵まれない。
梅雨明けも遅いが、
夏の肌に刺さるような、日差しの中で釣りをしていない。
鉛色の相模湾ばかり見ている。
そしてこの日も運転しながら
ポツリポツリとフロントガラスに雨が打ち付ける。
更に、沖合では10m以上の風が、
強く吹くと言う海悪い予報だった。

直ぐに港近くで数羽の鳥を見つけて
キメジサイズが付いていた、直ぐに散ったので
早々に南沖に舵を向ける。

片道2時間のクルージング。

当初の予想よりは風は、収まっていたが、
釣りづらいコンデションは変わらず。
この海域に鳥りも多く居るが、
広範囲で固まる事もなくたまに
水面の小さなベイトを突いている様子で
ベイトの浮きも並走して止まらない鳥。
たまに固まるが、キハダが顔を出す事は珍しく
捕食していいたのは、
数センチのシラスから成長したイワシだった。
至る所で小規模な鳥山が出来るが、一瞬で沈む。

手強い捕食パターンだ。
ボコボコと良いサイズが湧く事もあったが、
食わせる事は出来なかった。

予想通り風も強まり、雨も降り。
終始頑張ったが、この日はヒットする事はなかった。

港に戻ってからは、ご飯を食べに
「いしだ商店」さんにお邪魔した。
店内には、先輩方の釣った
トロフィーサイズの写真や魚拓の数々。

店主の石田さんが釣ったキハダを頂いた。
凄いボリュームでそれだけで驚いたのだが、

キハダを口にするとキハダ独特の香りが全くしない。
それどころか、熟成され甘く旨みのある赤身。
今まで自分が食べていた
キハダは何だったのかと思うほど別物だった。
石田さんにお聞きした所、
船上で脳天刺して
血抜きしないで大量の氷水に入れて即冷却。
サク取りしてキッチンペーパーでドリップを何度もふき取り
ラップで巻いて真空状態で熟成。
血抜きしない事も驚いた。
僕もサク取りしてキッチンペーパーで包んで
真空の状態でラップをして
一日一回ドリップを吸ったペーパーを交換しているが、
本当に度肝を抜かされる程、別物の魚だった。
やっぱり家庭用の冷蔵庫では、温度が高い事が
トリミングしても臭みの出る最大の原因なのかもしれない。
家庭で美味しく頂くには、
高価ではあるが、
真空クーラーで氷冷保存が望ましと思った。
プロの技を舌で味わい。
僕のキハダの概念が変わったし。
大変為になった一日だった。
そして干物に恵丸産の金目の煮つけ
うまかった。
帰って食べた塩辛も絶品の一言。
さあ、ここ最近はキハダからのコンタクト無し。
そろそろキハダの引きが恋しい今日この頃だが、
焦らずのんびりシーズン楽しみたいと思う。
- TACKLE DATA -
Rod: Ripple Fisher / Aquila 87 A874 Swim
Reel: SHIMANO / NEW TWIN POWER SW 14000XG
Line: VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 80LB
Lure: 萬葉140LPF(PROTO).萬葉160LPF
Rod: CB ONE / VF786SR
Reel: DAIWA / SALTIGA-Z 6000GT
Line: VARIVAS / Avani Casting PE MAX POWER 4号300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 80LB
Lure: 萬葉180LPF

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Posted by 結城 賢二 at 23:44
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