2016年08月02日
Izu Rock Shore Game
【夏の輝き 1日目】

先日の湾マグ釣行の翌日。
僕の住む関東地方では、
ようやく梅雨明けが発表になった。
大好きな夏の開幕だ。
この週末は、二連休を貰っていた。
あの釣り道具、この釣り道具。
これも必要かもと、
大量の釣り道具と沢山の氷と酒とつまみと
大物への夢をジムニーに詰め込んで
僕は、深夜に伊豆にジムニーを走らせた。
途中、眠い目を擦りながらも
一路、東名で沼津を目指す。
しかし、新東名で降りる沼津ICを間違い富士ICへ。
ここから下道で雲見を目指すが、
出船時間に間に合うか...焦るが、
なんとか今回お世話になる「愛海丸」さんに到着。
釣りの準備を進めていると
素晴らしい絶景が歓迎してくれた。

一睡もしてないが、この風景を見るだけで
目が覚めるほどの美しさだった。
「来てよかった。」
船長、同船者に挨拶して5時出船。

西伊豆の
険しい断崖絶壁の磯を
眺めながら船を走らせ
最初に船長に案内されたのは、
潮通し抜群の磯だった。

雲ひとつ無い朝焼けと潮の香。
なんて気持ちのいい朝なんだろうか。
海面を見るとベイトで真っ黒になっており
範囲は、数メートル先まで続いていた。
その正体は、10㎝未満の小さなイワシで
このところ、湾マグの際に
苦労させられている同じベイトだ。

時折、小規模なボイルが起こる。
見ているとショゴの群れが
至る所で小さなベイトに襲い掛かっている。
磯全体で魚っ気は十分だった。
ワクワクしながらキャストを開始する。

数キャストで僕のルアーに
シイラがチェイスするが、フックアップしなかった。
結構なシイラの数が入っているのかと思えば、
ベイトが多くスイッチが入らないのか、
それとも数が少ないのか、
そのあとは、数回のチェイスのみで沈黙の時間が続いた。
今日は長時間勝負。
顔から滴る大量の汗。
一休みをして海上を観察する。
時折、届かない範囲で明らかに
大きな水柱が上がり、青物のボイルが始まる事もあった。
しかしベイトが、本当に多すぎる。
追われる事も少なく
広範囲に広がり平然と泳いでいる。

潮通しが良い一級磯だが、
この日は全く潮が走る事もなかった。
ベイトの量を見ても少しでも潮が動けば、
食うと思うのだが、
そう、思い通りの展開には
なかな行かないものだ。
そんな僕の気持ちを癒すかのように。
ウミガメが、僕の目の前をのんびりと通過していった。
もう少し頑張ろう。
水分補給をしてキャスト開始。
キャスト範囲に青物の水柱ボイル。
やっとチャンス到来。
うまい具合にナブラに入り、
数回ジャークすると
青物が二度程、水柱を上げてルアーを襲うが乗らない。
今日一番の興奮した状況に
心臓がバクバクしてしまった。
その後は、何も起きずベイトだけが居る状態。
船長が様子を見に来てくれて
移動しようと言ってくれた。

船長曰く
何処も潮が動いてないらしく厳しい状況だそうだ。
次の磯もベイトの量は、相変わらず多かった。

水面では、ショゴ達のボイルと
浅瀬ではアオリイカが数匹、
触手を伸ばして
ベイトを捕食している光景が見れた。
大型魚の回遊を期待して
僕はペンシルをフルキャストするが、
一度単発で青物が出たが乗らなかった。
ベタ凪で潮も完全に止まり。
アカハタゲームで小休憩する事にした。
それにしても灼熱の夏磯。
一睡もしていない体には堪える。
それでも一匹に出会いたくて
キャストを繰り返す。
暫くすると明らかに
生命観のある「ガツガツ」とした根魚特有のアタリがあった。
「いる」
次も同じラインをトレースすると「ガツガツガツ」
反射的に合わせると、
気持ちよくロッドが曲がり
力強く根に潜ろうと抵抗する。

西伊豆の透明度の高い水中から現れたのは、
赤い宝石のような美しい魚体のアカハタ。

真丸の可愛い目には、
ブルーのアイシャドーが美しい。
アカハタは、数匹同じ場所に居るのか、
この後もアタリが数回あり一匹追加する。

そして逃がした魚は大きいと言うが、
ロッドを引き込む
強烈な引きのアカハタだったが、バラシてしまう。
今回、新たに自分なりに作製した
色々なリグを試してみた。
ここ数回で見えて来た部分もあり
未知の部分も一杯ある。
ワクワクするアカハタゲーム
今最も追及したいターゲットだ。
この磯に上がって数時間。
どうにもこうにもベタ凪で潮は止まり。
回遊魚には向いていない状況だった。
船長が再度、見にきてくれて
この日3回目の磯替えをしてくれた。
様子を見にきてくれ
磯替えしてくれるのは、本当にありがたい。

最後の磯で頑張ろう。
夏の日差しの下で僕はキャストを繰り返した。
しかし回遊魚からのコンタクトは無く。
時間だけが流れて行く。
ベイトだけは、朝から海面を覆っている。

ショゴのボイルに小さなジグミノーを
キャストすると活発に追いかけてくるが、
ルアーのサイズが大きいのかチェイスまでいかない。
5g前後のジグでライトタックルを使えば
楽しいだろうと思いながらも
相変わらず潮が動かないのでアカハタ狙い。

アタリは極端に少なかったが、何とか一匹を追加出来た。
ラスト一時間。
最後の力を振り絞ってフルキャストを繰り返す。
この暑さでバテながらも自分でも良く
終日投げたと思う。
絞れる程の汗を含んだウェアー。
クタクタになるまで一杯夏を感じて遊んだ。
残念だが、悔しさ残るが、
僕の初日の釣りを終わらせた。

また西伊豆に来よう。
悔しさとは裏腹に
楽しみが一つ増えた一日だった。
そして僕は、下田にジムニーを走らせた。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: DAIWA / SALTIGA BLST 4500
Line: GOSEN / J-SQURE 3号 300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 40LB
Lure: ラッパのジョニー.Jack pot 135FL.150.OCEA PENCIL 150F.
Rod: Gamakatsu / LUXXE COASTLINE 岩鬼FII B70H-RF
Reel: DAIWA / AGGREST PE LINE SPECIAL
Line: SUNLINE / FC SNIPER 10LB
Lure: PowerHawg 3".BUG ANTS 3”.ROCK MAX 4”...etc
Wear: RBB / ファイティングベストIII.ショアヒップバッグ

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先日の湾マグ釣行の翌日。
僕の住む関東地方では、
ようやく梅雨明けが発表になった。
大好きな夏の開幕だ。
この週末は、二連休を貰っていた。
あの釣り道具、この釣り道具。
これも必要かもと、
大量の釣り道具と沢山の氷と酒とつまみと
大物への夢をジムニーに詰め込んで
僕は、深夜に伊豆にジムニーを走らせた。
途中、眠い目を擦りながらも
一路、東名で沼津を目指す。
しかし、新東名で降りる沼津ICを間違い富士ICへ。
ここから下道で雲見を目指すが、
出船時間に間に合うか...焦るが、
なんとか今回お世話になる「愛海丸」さんに到着。
釣りの準備を進めていると
素晴らしい絶景が歓迎してくれた。

一睡もしてないが、この風景を見るだけで
目が覚めるほどの美しさだった。
「来てよかった。」
船長、同船者に挨拶して5時出船。

西伊豆の
険しい断崖絶壁の磯を
眺めながら船を走らせ
最初に船長に案内されたのは、
潮通し抜群の磯だった。

雲ひとつ無い朝焼けと潮の香。
なんて気持ちのいい朝なんだろうか。
海面を見るとベイトで真っ黒になっており
範囲は、数メートル先まで続いていた。
その正体は、10㎝未満の小さなイワシで
このところ、湾マグの際に
苦労させられている同じベイトだ。

時折、小規模なボイルが起こる。
見ているとショゴの群れが
至る所で小さなベイトに襲い掛かっている。
磯全体で魚っ気は十分だった。
ワクワクしながらキャストを開始する。

数キャストで僕のルアーに
シイラがチェイスするが、フックアップしなかった。
結構なシイラの数が入っているのかと思えば、
ベイトが多くスイッチが入らないのか、
それとも数が少ないのか、
そのあとは、数回のチェイスのみで沈黙の時間が続いた。
今日は長時間勝負。
顔から滴る大量の汗。
一休みをして海上を観察する。
時折、届かない範囲で明らかに
大きな水柱が上がり、青物のボイルが始まる事もあった。
しかしベイトが、本当に多すぎる。
追われる事も少なく
広範囲に広がり平然と泳いでいる。

潮通しが良い一級磯だが、
この日は全く潮が走る事もなかった。
ベイトの量を見ても少しでも潮が動けば、
食うと思うのだが、
そう、思い通りの展開には
なかな行かないものだ。
そんな僕の気持ちを癒すかのように。
ウミガメが、僕の目の前をのんびりと通過していった。
もう少し頑張ろう。
水分補給をしてキャスト開始。
キャスト範囲に青物の水柱ボイル。
やっとチャンス到来。
うまい具合にナブラに入り、
数回ジャークすると
青物が二度程、水柱を上げてルアーを襲うが乗らない。
今日一番の興奮した状況に
心臓がバクバクしてしまった。
その後は、何も起きずベイトだけが居る状態。
船長が様子を見に来てくれて
移動しようと言ってくれた。

船長曰く
何処も潮が動いてないらしく厳しい状況だそうだ。
次の磯もベイトの量は、相変わらず多かった。

水面では、ショゴ達のボイルと
浅瀬ではアオリイカが数匹、
触手を伸ばして
ベイトを捕食している光景が見れた。
大型魚の回遊を期待して
僕はペンシルをフルキャストするが、
一度単発で青物が出たが乗らなかった。
ベタ凪で潮も完全に止まり。
アカハタゲームで小休憩する事にした。
それにしても灼熱の夏磯。
一睡もしていない体には堪える。
それでも一匹に出会いたくて
キャストを繰り返す。
暫くすると明らかに
生命観のある「ガツガツ」とした根魚特有のアタリがあった。
「いる」
次も同じラインをトレースすると「ガツガツガツ」
反射的に合わせると、
気持ちよくロッドが曲がり
力強く根に潜ろうと抵抗する。

西伊豆の透明度の高い水中から現れたのは、
赤い宝石のような美しい魚体のアカハタ。

真丸の可愛い目には、
ブルーのアイシャドーが美しい。
アカハタは、数匹同じ場所に居るのか、
この後もアタリが数回あり一匹追加する。

そして逃がした魚は大きいと言うが、
ロッドを引き込む
強烈な引きのアカハタだったが、バラシてしまう。
今回、新たに自分なりに作製した
色々なリグを試してみた。
ここ数回で見えて来た部分もあり
未知の部分も一杯ある。
ワクワクするアカハタゲーム
今最も追及したいターゲットだ。
この磯に上がって数時間。
どうにもこうにもベタ凪で潮は止まり。
回遊魚には向いていない状況だった。
船長が再度、見にきてくれて
この日3回目の磯替えをしてくれた。
様子を見にきてくれ
磯替えしてくれるのは、本当にありがたい。

最後の磯で頑張ろう。
夏の日差しの下で僕はキャストを繰り返した。
しかし回遊魚からのコンタクトは無く。
時間だけが流れて行く。
ベイトだけは、朝から海面を覆っている。

ショゴのボイルに小さなジグミノーを
キャストすると活発に追いかけてくるが、
ルアーのサイズが大きいのかチェイスまでいかない。
5g前後のジグでライトタックルを使えば
楽しいだろうと思いながらも
相変わらず潮が動かないのでアカハタ狙い。

アタリは極端に少なかったが、何とか一匹を追加出来た。
ラスト一時間。
最後の力を振り絞ってフルキャストを繰り返す。
この暑さでバテながらも自分でも良く
終日投げたと思う。
絞れる程の汗を含んだウェアー。
クタクタになるまで一杯夏を感じて遊んだ。
残念だが、悔しさ残るが、
僕の初日の釣りを終わらせた。

また西伊豆に来よう。
悔しさとは裏腹に
楽しみが一つ増えた一日だった。
そして僕は、下田にジムニーを走らせた。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: DAIWA / SALTIGA BLST 4500
Line: GOSEN / J-SQURE 3号 300m
Leader: VARIVAS / SHOCK LEADER 40LB
Lure: ラッパのジョニー.Jack pot 135FL.150.OCEA PENCIL 150F.
Rod: Gamakatsu / LUXXE COASTLINE 岩鬼FII B70H-RF
Reel: DAIWA / AGGREST PE LINE SPECIAL
Line: SUNLINE / FC SNIPER 10LB
Lure: PowerHawg 3".BUG ANTS 3”.ROCK MAX 4”...etc
Wear: RBB / ファイティングベストIII.ショアヒップバッグ

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