2017年02月23日
Izu Rock Shore Game 2017 Part 2
【春色春嵐】
春の嵐で前回の釣行は消化不良。
今回の釣行は、何処へ行こうか。
気象状況を確認すると
房総半島は、凪予報だったが、
伊豆半島は、駿河湾が側から吹く
季節特有の「ならいの風」
この言葉だけを聞くと磯釣りフリークなら
ワクワクしてしまうものだが、
吹きすぎると春の大嵐になる事は間違いない。
今回は2Daysと言う事もあり
のんびりと深夜に都心を抜け出し
伊豆半島にジムニーを走らせた。
この日は日曜日と言う事もあり、
既に朝まずめを過ぎたエントリー場所は先行者の車。
数か所回ってみるが、
フレッシュな場所はなさそうだ。
仕方無いが、支度をして山を登る。
やっとの思いで海が見えてくると
雲一つ無い青空と伊豆の険しい磯の絶景。
うねりが若干強いが
サラシも程よく広がり、期待が持てる。
崖を慎重に降りてフィールドに立つと
先ずは先行者に挨拶。
早速、1本釣れたとの事だった。
先行者の後を慎重に打って行くが、
期待するヒラスズキからのコンタクトは無い。
良い風と良いサラシが広がるのだが...
この場を後にしてヒラスズキ探しの旅に出る。
風向きや地形を考えて
南や西を行ったり来たり。
数か所回るが、魚を締めた後があったり
先行者が釣っていたりと魚は居る。
寝不足の体に鞭を打ち。
険しい山を更に登り崖を降りる。
そこにパラダイスがあるのを信じて。
午後になりうねりも高くなり
風速15mを超えるならいの風が吹き荒れた。
3m以上のうねりの波が強く押し寄せる。
風表はとても釣りが出来る状況ではなかった。
風裏を目指しジムニーを走らせる。
一日ロッドを振り倒し体力も限界を迎え
最後と決めた片道30分の磯へエントリーして
夕まずめを過ごしたが、終日ノーバイト。
少し日が長くなって来た事を感じながら
片付けを済ませ
今日の車中泊場所に移動して
ビールを飲みながら夕日に映える河津桜を見る。
青野川沿いの桜並木と土手に咲く菜の花。
そして温泉街の湯けむりが良い光景。
先程まで居た大荒れの磯が嘘のように
穏やかな時間が流れる。
花見を済ませて車内で夕食をとり
眠くなるまで晩酌をする。
外は車が揺れる程、強い南風が吹いていた。
「明日は大丈夫か」
そんな事を思いながら深い眠りにつくのだった。
2日目
夜明け前に起きるが、昨日の強い南風は収まっていた。
昨日先行者が居た磯に再度入る。
風も弱くサラシも薄い。
僕の経験上魚が付いている場所を慎重に打つが、
期待を裏切りノーバイト。
厳しい洗礼を受けてしばらく周辺を流し移動を決断する。
海沿いを移動すると30分も経たないうちに
今までの凪の海が変貌する。
急に10m以上の風が吹き、
うねりのともなった高波に。
みるみるうちに南風も軽く20m以上の
普通に立っていられない程の強風になる。
それでも僕は山を歩き
次のフィールドへ向かうが
片道50分程歩き海をみると
高波が押し寄せて激荒れの磯。
風裏で少し打つが、
危険を感じてこの場所を後にした。
また崖を上がり山を登る。
息切れをしながら戻る僕に癒してくれたのは
伊豆に自生する水仙の花。
甘い香りを嗅ぎながら伊豆の春を感じる。
南伊豆は何処も釣りにはならずに
西伊豆に移動する事にしたが、
殆ど釣りが成立する所は少ない。
風裏の一か所に入るが、
波が強烈に高い。
それでも波しぶきを浴びながら
数時間釣りをするが、完全ノーバイト。
波は更に大きくなり、風も強まり次第に大粒の雨も降る。
こんなに荒れる予報ではなかったのだが、
残念ながらこれ以上釣りが成立しないので
2日間の釣りを終わらせた。
車に戻り西周りで帰路に向かうと
ラジオからは、
東海地方で春一番が吹いたとの事だった。
残念ながら2日間で
伊豆のヒラスズキに出会う事は出来なかった。
ヒラスズキはそう簡単じゃないし甘く無い。
だからこそ一匹の価値は大きいと思う。
今回の釣行では
春色満開の伊豆の旅を十分楽しんだ。
狩野川を通り過ぎると、
数週間で解禁になる
朱点の美しいアマゴの事も気になる僕が居た。
川沿いから見る風景は、
水量もあり今年は良さそうだ。
そんな事も考えながら
帰路に着いた2日間の伊豆の旅だった。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: SHIMANO / Vanquish 4000XG
Line: TORAY / SEA BASS PE 1.5号
Leader: VARIVAS / SEABASS SHOCK LEADER FLURO CARBON 22LB
Lure: ビバノン.タフマニアデブル.HRTM110YS.サスケSF-120裂波・・・etc
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春の嵐で前回の釣行は消化不良。
今回の釣行は、何処へ行こうか。
気象状況を確認すると
房総半島は、凪予報だったが、
伊豆半島は、駿河湾が側から吹く
季節特有の「ならいの風」
この言葉だけを聞くと磯釣りフリークなら
ワクワクしてしまうものだが、
吹きすぎると春の大嵐になる事は間違いない。
今回は2Daysと言う事もあり
のんびりと深夜に都心を抜け出し
伊豆半島にジムニーを走らせた。
この日は日曜日と言う事もあり、
既に朝まずめを過ぎたエントリー場所は先行者の車。
数か所回ってみるが、
フレッシュな場所はなさそうだ。
仕方無いが、支度をして山を登る。
やっとの思いで海が見えてくると
雲一つ無い青空と伊豆の険しい磯の絶景。
うねりが若干強いが
サラシも程よく広がり、期待が持てる。
崖を慎重に降りてフィールドに立つと
先ずは先行者に挨拶。
早速、1本釣れたとの事だった。
先行者の後を慎重に打って行くが、
期待するヒラスズキからのコンタクトは無い。
良い風と良いサラシが広がるのだが...
この場を後にしてヒラスズキ探しの旅に出る。
風向きや地形を考えて
南や西を行ったり来たり。
数か所回るが、魚を締めた後があったり
先行者が釣っていたりと魚は居る。
寝不足の体に鞭を打ち。
険しい山を更に登り崖を降りる。
そこにパラダイスがあるのを信じて。
午後になりうねりも高くなり
風速15mを超えるならいの風が吹き荒れた。
3m以上のうねりの波が強く押し寄せる。
風表はとても釣りが出来る状況ではなかった。
風裏を目指しジムニーを走らせる。
一日ロッドを振り倒し体力も限界を迎え
最後と決めた片道30分の磯へエントリーして
夕まずめを過ごしたが、終日ノーバイト。
少し日が長くなって来た事を感じながら
片付けを済ませ
今日の車中泊場所に移動して
ビールを飲みながら夕日に映える河津桜を見る。
青野川沿いの桜並木と土手に咲く菜の花。
そして温泉街の湯けむりが良い光景。
先程まで居た大荒れの磯が嘘のように
穏やかな時間が流れる。
花見を済ませて車内で夕食をとり
眠くなるまで晩酌をする。
外は車が揺れる程、強い南風が吹いていた。
「明日は大丈夫か」
そんな事を思いながら深い眠りにつくのだった。
2日目
夜明け前に起きるが、昨日の強い南風は収まっていた。
昨日先行者が居た磯に再度入る。
風も弱くサラシも薄い。
僕の経験上魚が付いている場所を慎重に打つが、
期待を裏切りノーバイト。
厳しい洗礼を受けてしばらく周辺を流し移動を決断する。
海沿いを移動すると30分も経たないうちに
今までの凪の海が変貌する。
急に10m以上の風が吹き、
うねりのともなった高波に。
みるみるうちに南風も軽く20m以上の
普通に立っていられない程の強風になる。
それでも僕は山を歩き
次のフィールドへ向かうが
片道50分程歩き海をみると
高波が押し寄せて激荒れの磯。
風裏で少し打つが、
危険を感じてこの場所を後にした。
また崖を上がり山を登る。
息切れをしながら戻る僕に癒してくれたのは
伊豆に自生する水仙の花。
甘い香りを嗅ぎながら伊豆の春を感じる。
南伊豆は何処も釣りにはならずに
西伊豆に移動する事にしたが、
殆ど釣りが成立する所は少ない。
風裏の一か所に入るが、
波が強烈に高い。
それでも波しぶきを浴びながら
数時間釣りをするが、完全ノーバイト。
波は更に大きくなり、風も強まり次第に大粒の雨も降る。
こんなに荒れる予報ではなかったのだが、
残念ながらこれ以上釣りが成立しないので
2日間の釣りを終わらせた。
車に戻り西周りで帰路に向かうと
ラジオからは、
東海地方で春一番が吹いたとの事だった。
残念ながら2日間で
伊豆のヒラスズキに出会う事は出来なかった。
ヒラスズキはそう簡単じゃないし甘く無い。
だからこそ一匹の価値は大きいと思う。
今回の釣行では
春色満開の伊豆の旅を十分楽しんだ。
狩野川を通り過ぎると、
数週間で解禁になる
朱点の美しいアマゴの事も気になる僕が居た。
川沿いから見る風景は、
水量もあり今年は良さそうだ。
そんな事も考えながら
帰路に着いた2日間の伊豆の旅だった。
-TACKLE DATA -
Rod: MC work's / WILD BREAKER 106R 10th Limited Edition
Reel: SHIMANO / Vanquish 4000XG
Line: TORAY / SEA BASS PE 1.5号
Leader: VARIVAS / SEABASS SHOCK LEADER FLURO CARBON 22LB
Lure: ビバノン.タフマニアデブル.HRTM110YS.サスケSF-120裂波・・・etc
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Posted by 結城 賢二 at 09:12
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