2016年06月09日
Tokyo Bay Japanese Whiting Game
【梅雨入りの一日、初夏の味を求めて】

6月に入り鉛色の空で蒸し暑い日が続いていた。
ベランダの植物たちは、そんな憂鬱な空とは裏腹に
すくすくと若葉を広げて育って行く。
「梅雨入りはいつ?」
この日もそんな一日だった。
愛車のジムニーで久しぶりに早朝の首都高を飛ばして
ウォーターフロントを横目にフィールドを目指す。
ポツリポツリと窓に打ち付ける雨。
「予報通り雨か...」
一時間程のドライブで久しぶりの八景に到着する。

都心からも近くアクセス抜群の金沢漁港。
今日は、鴨下丸さんからシロギスを狙う。

この釣りの奥深さと、
帰宅後にシロギスを食するのが好きで
相模湾、東京湾ともに年に数回だが、
無性に楽しみたくなる時がある。
老若男女問わず、秋口まで長く楽しめるターゲットではあるが、
僕は、オフショアキャスティングが始まる前の
この短い時期に時間を見つけては楽しんでいる。

仕掛けも簡単でシンプルなのが一番良い。
市販のキス天秤に
東京湾・相模湾も基本は15号~20号の茄子型錘。
それに好みの市販の2本針の仕掛けをセットすれば
気軽に釣りを楽しめる。
僕は、仕掛けが絡むのが嫌なのと極力誘いを入れて
食わせて掛けるイメージの釣りで楽しんでいるので
シンプルに一本針に夜行玉を一個付けただけのもの。
これだけで十分キスと遊べる。
朝から生憎の雨で時折、強く叩きつける程、
レインウェアーに身を包み
港から30分も走れば、初夏の釣り場である中ノ瀬に到着する。
水深は15m程。
数週間前にアナゴ釣りに訪れた東京湾だが、
この日も赤クラゲが多かった。
今年のシロギスの状況はどうか不安ではあったが、
ちょい投げして広範囲に探りを入れれば、
竿先に「プルプル」と答えは返ってくる。

小気味良い引きを楽しみながら、
久しぶりに出会えたシロギス。
腹下からのパールの輝きは美しいの一言。
そして東京湾のシロギスは、どれも良型揃い。

潮が余り動かない一日だったが、
食い渋りの時間にも誘う事で
飽きない程度にアタリが有り楽しめた。
時には、愛くるしい顔のこんな魚まで

あっと言う間に沖上がりの時間に

後半は赤クラゲの触手の毒が手先にまわり痛くて
釣りに集中できずペースが落ちたが、
気付けば54匹で光栄にも竿頭。

赤クラゲ対策にも
薄いビニール手袋は必要かと思う。
帰宅中の車内に流れるラジオからは、関東地方が梅雨入りしたとの知らせ。
夏は直ぐそばまでやってきている事を実感した。
新鮮なシロギスは、さっと捌いて
刺身と昆布〆で頂く。

淡い白味の甘さは釣り人だけが味わえる特権。
優しい夏酒が甘いシロギスの白身に良く合う。
太い良型のシロギスはシンプルに塩焼きも旨い。

勿論、定番のキス天ぷらも。

残りは、内臓と血合いを掃除して塩水に1時間程漬け込み。
家に在庫してあった、ピチットシートで丸干しにした。

軽く炙れば、おかずにも酒の肴にも抜群の一品。
日が経つにつれて飴色になり旨みを凝縮する昆布〆

この昆布〆を使って夏野菜とべランダで栽培しているバジルを使った。
冷製パスタを作ってみた。

和と洋の融合。
釣りに食に初夏のシロギスを存分に楽しんだ日々だった。

-TACKLE DATA -
ロッド » 櫻 / 別誂 櫻黒潮0号 強
リール » DAIWA / CERTATE2500R OceanMark NO LIMITS Full Custom
ライン » SUNLINE / CAST AWAY 0.6号
リーダー» DUEL / 船ハリス1.5号

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6月に入り鉛色の空で蒸し暑い日が続いていた。
ベランダの植物たちは、そんな憂鬱な空とは裏腹に
すくすくと若葉を広げて育って行く。
「梅雨入りはいつ?」
この日もそんな一日だった。
愛車のジムニーで久しぶりに早朝の首都高を飛ばして
ウォーターフロントを横目にフィールドを目指す。
ポツリポツリと窓に打ち付ける雨。
「予報通り雨か...」
一時間程のドライブで久しぶりの八景に到着する。

都心からも近くアクセス抜群の金沢漁港。
今日は、鴨下丸さんからシロギスを狙う。

この釣りの奥深さと、
帰宅後にシロギスを食するのが好きで
相模湾、東京湾ともに年に数回だが、
無性に楽しみたくなる時がある。
老若男女問わず、秋口まで長く楽しめるターゲットではあるが、
僕は、オフショアキャスティングが始まる前の
この短い時期に時間を見つけては楽しんでいる。

仕掛けも簡単でシンプルなのが一番良い。
市販のキス天秤に
東京湾・相模湾も基本は15号~20号の茄子型錘。
それに好みの市販の2本針の仕掛けをセットすれば
気軽に釣りを楽しめる。
僕は、仕掛けが絡むのが嫌なのと極力誘いを入れて
食わせて掛けるイメージの釣りで楽しんでいるので
シンプルに一本針に夜行玉を一個付けただけのもの。
これだけで十分キスと遊べる。
朝から生憎の雨で時折、強く叩きつける程、
レインウェアーに身を包み
港から30分も走れば、初夏の釣り場である中ノ瀬に到着する。
水深は15m程。
数週間前にアナゴ釣りに訪れた東京湾だが、
この日も赤クラゲが多かった。
今年のシロギスの状況はどうか不安ではあったが、
ちょい投げして広範囲に探りを入れれば、
竿先に「プルプル」と答えは返ってくる。

小気味良い引きを楽しみながら、
久しぶりに出会えたシロギス。
腹下からのパールの輝きは美しいの一言。
そして東京湾のシロギスは、どれも良型揃い。

潮が余り動かない一日だったが、
食い渋りの時間にも誘う事で
飽きない程度にアタリが有り楽しめた。
時には、愛くるしい顔のこんな魚まで

あっと言う間に沖上がりの時間に

後半は赤クラゲの触手の毒が手先にまわり痛くて
釣りに集中できずペースが落ちたが、
気付けば54匹で光栄にも竿頭。

赤クラゲ対策にも
薄いビニール手袋は必要かと思う。
帰宅中の車内に流れるラジオからは、関東地方が梅雨入りしたとの知らせ。
夏は直ぐそばまでやってきている事を実感した。
新鮮なシロギスは、さっと捌いて
刺身と昆布〆で頂く。

淡い白味の甘さは釣り人だけが味わえる特権。
優しい夏酒が甘いシロギスの白身に良く合う。
太い良型のシロギスはシンプルに塩焼きも旨い。

勿論、定番のキス天ぷらも。

残りは、内臓と血合いを掃除して塩水に1時間程漬け込み。
家に在庫してあった、ピチットシートで丸干しにした。

軽く炙れば、おかずにも酒の肴にも抜群の一品。
日が経つにつれて飴色になり旨みを凝縮する昆布〆

この昆布〆を使って夏野菜とべランダで栽培しているバジルを使った。
冷製パスタを作ってみた。

和と洋の融合。
釣りに食に初夏のシロギスを存分に楽しんだ日々だった。

-TACKLE DATA -
ロッド » 櫻 / 別誂 櫻黒潮0号 強
リール » DAIWA / CERTATE2500R OceanMark NO LIMITS Full Custom
ライン » SUNLINE / CAST AWAY 0.6号
リーダー» DUEL / 船ハリス1.5号

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