2016年05月05日
Tochigi Yukawa River
【歩いた数だけ思い出になる 2Day】

一日で長野を後にした。
佐久ICから高速に乗るが、
渋滞と一日中釣りをしていた疲れで
サービスエリアで力尽きる。
一時間程だろうか、
起きる頃には、渋滞も無くなり
快適に沼田ICから一般道に入った。
普段は、群馬方面には来ることは無いので
とても新鮮に感じた。
真っ暗闇の山道だが、「国立公園尾瀬は、この辺なのか」と
恥ずかしながら始めて知る事も多かった。
尾瀬には一度は足を運んでみたいのだ。
丸沼を抜ければあと少しで
2日目のフィールドの湯川に到着する。
10数年振りに来た中禅寺湖。
駐車場で朝まで車中泊で疲れを癒す。
明るくなる頃には
駐車場は、中禅寺湖のレイクトラウトを
狙うアングラーの車で一杯になっていた。
懐かしいの一言。
地元宮城で通いに通ったサクラマス釣り。
関東に移り住み
その延長線上で中禅寺湖のレイクトラウトに通ったものだ。

この湖の風景を見ると
また中禅寺湖でキャストしたいと思わせてくれた。
そんな事を思いながら、
今回の2日目のフィールドの湯川に車を走らせた。
6時になれば、赤沼茶屋さんがオープンする。
早めにお店の前で並んでいると
気さくにお話しをしてくれるアングラーの皆様。
地元のアングラーの方からは、スプーンを持っていない僕に
「これ使って」と手渡された。

朝から心が温まった出来事だった。
「障害物があって上流が面白い」との事でエントリーする事にした。

遊歩道を歩くと、今までの人生で僕が
経験した事の無い美しい風景が広がる。

数百m程、楽しいハイキングをすると
歩きたかった湯川が現れた。
倒木が渓に覆いかぶさり障害物が続くエリア。
そんなテクニカルな渓を
僕は無心になりミノーをタイトに送り込む。
すると木影から15cmほどの影が寄ってくるが、直ぐに消えていった。
再度、キャストを試みるが、二度と出てくる事はなかった。
足元には無数の足跡の数。
プレッシャーが高いのは明らかだった。
それからは、楽しみながらキャストを繰り返すが、
沈黙の時間は長く、答えは返って来ない。
GWの連休と解禁2日目だと言う事で
気付けば、10m先には人、人、人。
関東メジャー河川をホームにしている僕だが、
超ハイプレッシャーとは、まさにこの事を言う。
お会いしたアングラーにお話をするが
口を揃えて「釣れない」の一言だった。
何人もの人が打ったポイントを更に僕が打って行く。
丁寧に、慎重にを心がけて。
やっとの思いで顔を出してくれたのは15cmに
満たない可愛いブルックトラウト。

とても嬉しい湯川での一匹。
でもこれが湯川のポテンシャルなのか?
そんな事も思いなが、このテクニカルな渓を
ある意味、楽しむ僕が居た。

すぐ隣のアングラーが打ったポイントで
魚が顔を出してくれた時には、
何とも言えない釣り人の快感に襲われる時がある。
小さな小さなブルックが数匹だが、遊んでくれ湯滝まで釣り登る。
再度ダウンで釣り下りエントリー場所にもどる頃には、
正午を周り、多くのアングラーも大分減っていった。
「さてどうするか」
このままでは帰れない。
少ない頭をフル活用させて
中流域からエントリーする事にした。
しばらくの間、遊歩道を歩き中流域に入る。
歩く遊歩道からの風景は、美しくとても気持ちがいい。

上流域とはまた違う雰囲気。
そこには、とても日本とは思えない、
アングリング等の雑誌で見る
海外の渓の雰囲気を感じるロケーションが広がっていた。

あんなに上流域に居たアングラーもここには居なかった。
先行していた初老のベテランフライフィッシャーと
お話して釣りを開始する事にした。

渓に入るとウェーディングブーツは
独特の白っぽい細かい石灰質の泥で
すっぱりとぬかるみにはまる。
そして魚の隠れ家となる
水中の縦にスリットが入る石灰質の岩盤と水生植物。
ワクワクするようなフィールド。
心の中では上流と同じで「魚が薄いかな」と、
この時は思っていた。
しかし湯川の実力を思い知らされる事になる。
そこには、元気でアグレッシブな魚が数多く居たのだ。

※D-インサイト44
嬉しい嬉しい一匹との出会い。
本来持っているブルックトラウトの闘争心。
そして鋭い引き味。
ミノーが踊れば、素早い動きで襲ってくる。
EXPLORER 50LSが気持ちよく曲がる。

僕は、お昼ご飯を食べるのを忘れて
湯川とブルックトラウトを心から楽しんだ。

とあるポイントでは美しいベンディングカーブを描き
ドラグを鳴らすジャスト40cmのブルックトラウトを
二匹釣り上げるが、
ネットに入れ計測するが、元気がよく
写真撮影で逃げていってしまう事も。
記録に残せなかったが、でも悔しくは無かった。
むしろ、朝は魚を釣る事さえ難しかったのだから、
今のこの状態が、天と地との差があるので
ロッドを曲げてくれた事と出会えた事に満足だった。。

釣りとは本当に奥が深いもので
人間とは都合の良い生き物だ。
あの時、諦めて違うフィールドに向かっていれば、
僕の湯川のイメージは、
悪いイメージに終わっていたかもしれなのだから。

※Homura50s
今はどうだろうか、歩く先にどんなポイントで
どんな魚が顔を出てくれるかと思う期待感で一杯。

どの魚も、見とれてしまう程のプロポーション。

時計を見れば気付けば16時を周り、
17時になる所だった。
何匹とのブルックと遊んだだろうか、
特有のぬかるみで足も疲れお腹も空いた。
大満足な釣行。
あと一匹と出会ったら退渓しようと決めて
心ゆくまで湯川を楽しんだ。

※Homura50s
Thank You 湯川。
また春蝉が鳴く頃に遊びに来れればと思う。
素敵なフィールドに感謝。
そして僕は、次のフィールドに車を走らせたのだった。
-TACKLE DATA -
ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
ルアー »Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

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一日で長野を後にした。
佐久ICから高速に乗るが、
渋滞と一日中釣りをしていた疲れで
サービスエリアで力尽きる。
一時間程だろうか、
起きる頃には、渋滞も無くなり
快適に沼田ICから一般道に入った。
普段は、群馬方面には来ることは無いので
とても新鮮に感じた。
真っ暗闇の山道だが、「国立公園尾瀬は、この辺なのか」と
恥ずかしながら始めて知る事も多かった。
尾瀬には一度は足を運んでみたいのだ。
丸沼を抜ければあと少しで
2日目のフィールドの湯川に到着する。
10数年振りに来た中禅寺湖。
駐車場で朝まで車中泊で疲れを癒す。
明るくなる頃には
駐車場は、中禅寺湖のレイクトラウトを
狙うアングラーの車で一杯になっていた。
懐かしいの一言。
地元宮城で通いに通ったサクラマス釣り。
関東に移り住み
その延長線上で中禅寺湖のレイクトラウトに通ったものだ。

この湖の風景を見ると
また中禅寺湖でキャストしたいと思わせてくれた。
そんな事を思いながら、
今回の2日目のフィールドの湯川に車を走らせた。
6時になれば、赤沼茶屋さんがオープンする。
早めにお店の前で並んでいると
気さくにお話しをしてくれるアングラーの皆様。
地元のアングラーの方からは、スプーンを持っていない僕に
「これ使って」と手渡された。

朝から心が温まった出来事だった。
「障害物があって上流が面白い」との事でエントリーする事にした。

遊歩道を歩くと、今までの人生で僕が
経験した事の無い美しい風景が広がる。

数百m程、楽しいハイキングをすると
歩きたかった湯川が現れた。
倒木が渓に覆いかぶさり障害物が続くエリア。
そんなテクニカルな渓を
僕は無心になりミノーをタイトに送り込む。
すると木影から15cmほどの影が寄ってくるが、直ぐに消えていった。
再度、キャストを試みるが、二度と出てくる事はなかった。
足元には無数の足跡の数。
プレッシャーが高いのは明らかだった。
それからは、楽しみながらキャストを繰り返すが、
沈黙の時間は長く、答えは返って来ない。
GWの連休と解禁2日目だと言う事で
気付けば、10m先には人、人、人。
関東メジャー河川をホームにしている僕だが、
超ハイプレッシャーとは、まさにこの事を言う。
お会いしたアングラーにお話をするが
口を揃えて「釣れない」の一言だった。
何人もの人が打ったポイントを更に僕が打って行く。
丁寧に、慎重にを心がけて。
やっとの思いで顔を出してくれたのは15cmに
満たない可愛いブルックトラウト。

とても嬉しい湯川での一匹。
でもこれが湯川のポテンシャルなのか?
そんな事も思いなが、このテクニカルな渓を
ある意味、楽しむ僕が居た。

すぐ隣のアングラーが打ったポイントで
魚が顔を出してくれた時には、
何とも言えない釣り人の快感に襲われる時がある。
小さな小さなブルックが数匹だが、遊んでくれ湯滝まで釣り登る。
再度ダウンで釣り下りエントリー場所にもどる頃には、
正午を周り、多くのアングラーも大分減っていった。
「さてどうするか」
このままでは帰れない。
少ない頭をフル活用させて
中流域からエントリーする事にした。
しばらくの間、遊歩道を歩き中流域に入る。
歩く遊歩道からの風景は、美しくとても気持ちがいい。

上流域とはまた違う雰囲気。
そこには、とても日本とは思えない、
アングリング等の雑誌で見る
海外の渓の雰囲気を感じるロケーションが広がっていた。

あんなに上流域に居たアングラーもここには居なかった。
先行していた初老のベテランフライフィッシャーと
お話して釣りを開始する事にした。

渓に入るとウェーディングブーツは
独特の白っぽい細かい石灰質の泥で
すっぱりとぬかるみにはまる。
そして魚の隠れ家となる
水中の縦にスリットが入る石灰質の岩盤と水生植物。
ワクワクするようなフィールド。
心の中では上流と同じで「魚が薄いかな」と、
この時は思っていた。
しかし湯川の実力を思い知らされる事になる。
そこには、元気でアグレッシブな魚が数多く居たのだ。

※D-インサイト44
嬉しい嬉しい一匹との出会い。
本来持っているブルックトラウトの闘争心。
そして鋭い引き味。
ミノーが踊れば、素早い動きで襲ってくる。
EXPLORER 50LSが気持ちよく曲がる。

僕は、お昼ご飯を食べるのを忘れて
湯川とブルックトラウトを心から楽しんだ。

とあるポイントでは美しいベンディングカーブを描き
ドラグを鳴らすジャスト40cmのブルックトラウトを
二匹釣り上げるが、
ネットに入れ計測するが、元気がよく
写真撮影で逃げていってしまう事も。
記録に残せなかったが、でも悔しくは無かった。
むしろ、朝は魚を釣る事さえ難しかったのだから、
今のこの状態が、天と地との差があるので
ロッドを曲げてくれた事と出会えた事に満足だった。。

釣りとは本当に奥が深いもので
人間とは都合の良い生き物だ。
あの時、諦めて違うフィールドに向かっていれば、
僕の湯川のイメージは、
悪いイメージに終わっていたかもしれなのだから。

※Homura50s
今はどうだろうか、歩く先にどんなポイントで
どんな魚が顔を出てくれるかと思う期待感で一杯。

どの魚も、見とれてしまう程のプロポーション。

時計を見れば気付けば16時を周り、
17時になる所だった。
何匹とのブルックと遊んだだろうか、
特有のぬかるみで足も疲れお腹も空いた。
大満足な釣行。
あと一匹と出会ったら退渓しようと決めて
心ゆくまで湯川を楽しんだ。

※Homura50s
Thank You 湯川。
また春蝉が鳴く頃に遊びに来れればと思う。
素敵なフィールドに感謝。
そして僕は、次のフィールドに車を走らせたのだった。
-TACKLE DATA -
ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
ルアー »Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

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Posted by 結城 賢二 at 12:20
│Japan Trout