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2016年05月05日

Tochigi Ojika River

【歩いた数だけ思い出になる 3Day】

Tochigi Ojika River



奥日光 湯川で素敵な一日を過ごし

「美しいヤマメが釣りたい」

そう思い、僕は車を走らせた。

翌日に備え鬼怒川のコンビニで入漁券を購入し

ジムニーの窓を全開にして若葉の香りを感じながら

夕日で美しく光る、新緑の会津西街道を走り、

自然豊かな五十里湖を越えた。

3日目に僕が向かったのは、鬼怒川水系の男鹿川。

ここも以前から、足を伸ばしてみたかった一つの渓。

今夜は、五十里湖上流の駐車場で車中泊をする。

新しい相棒のJB23ジムニーはフラットシートになり、

とても快適に車中泊が出来るようになった。

また、JB23専用のサンシェードを使用する事により

周りも気にせずに熟睡する事が出来る。

いつも僕は車中泊の友は、ジャクダニエルが欠かせない。

これを飲みながらその日の思い出や

翌日の予定を考えながら

ゆっくり過ぎる夜の一時を、楽しむのが大好きだ。

Tochigi Ojika River



「明日はどんな釣りができるのだろうか?」

そんな事を思いながら、深い眠りにつくのだった。

翌日、まずはC&R区間の最下流部からロッドを振ることにした。

透明度が非常に高くジンクリアーの水。

太陽の光でピカピカと光る。

なんとも美しい渓なんだろうか。

しかし美しい渓とは裏腹に、いくら登っても

魚からのコンタクトは一切無かった。

それよりも生命感に乏しいと言った方がいいのか、

C&R区間だと言う言葉で安易に出会えるとは限らない。

2時間ほどロッドを振るが、

魚を見る事は出来ず移動する事に。

上流に移動するものの、流石に出遅れ感があり、

国道から渓を覗くと、釣り人の姿が大勢見える。

渓に降りるとそこには、

男鹿川特有の岩盤の美しい流れが広がっていたい。

駄目もとでも僕は、釣り登る事した。

何人かのルアーマンに状況を聞くが

返ってくる言葉は皆、

口を揃えたように一緒で「魚が居ません」の一言。

僕は追ってくるヤマメを数匹確認するが、

一度出た魚は、二度と顔を覗かせない。

この水色も相まって相当難しいコンデションだと理解した。

やっとの思いで一匹の小さなヤマメがヒットするが、

手前でポロリと落ちる。

そんな事が数回続き。

2日間のフルの釣行で、針先が甘いのが明らかだった。

生憎、替針を巻いてくるのを忘れていたのだ。

Tochigi Ojika River



心が折れそうになったが、今日一匹目の美しい魚体の

可愛いヤマメと出会えた。

今日は、贅沢は言わない。

もしかすると、これで終わりかな。

美しい渓を歩きながら更にキャストを繰り返す。

Tochigi Ojika River



岩盤の深いスリットに力強い芯の流れが入るポイント。

「居るならきっとここだろう」

大好きなヒラスズキ釣りでの

磯のポイントを思い出すような場所。

ミノーをトレースすると強い流れの中から出てきた

ナイスサイズの黒い魚の影。

針には触れなかった。

流れのお陰でこちら側にはバレてない。

きっと、まだ出てくるはず。

久しぶりの魚からの反応にドキドキするが、

心を落ち着かせて再度、同じラインをトレースする。

手元に「ドス」と伝わる感触。

良型のヤマメかと思ったが、

強い流れの中でファイトして

見えたのは、

お腹が太く白い美形のイワナだった。

Tochigi Ojika River



この一匹のお陰で僕は、もう少し頑張って歩く事にした。

Tochigi Ojika River



しかし相変わらず、魚からのコンタクトは乏しく

たまにあるチェイスも

プレッシャーなのか直ぐに隠れる始末。

無常にも時間だけが、過ぎていった。

気を緩めていると岩盤から、良型のヤマメのチェイス。

この個体は他とは違い多少、やる気がある。

数キャストするが、後一歩の所でスイッチが入らない。

EMISHI 50S 1st でリアクションで食わせようすると

狂ったようにバイトしてヒット。

絶対バラシたくない一匹。

心地よくロッドを曲げるヤマメとの

やり取りを楽しんで無事にネットイン。

Tochigi Ojika River

※EMISHI 50S 1st

美しい27cmのヤマメに快心のガッツポーズ。

この状況下で顔を出してくれた一匹の価値は大きく

しばしの間、ランディングネットの中で呼吸を整えている

ヤマメに見とれてしまった。

ゆっくりと渓に戻るヤマメの後ろ姿に安堵と嬉しさで一杯になった。

「満足」の一言。

そろそろ終わりにしようかとも考えたが、

Tochigi Ojika River



まだまだ時間があるので

もう少しだけ、男鹿川を楽しむ事にした。

歩いて歩いて歩いた。

思い残す事が無いように。

Tochigi Ojika River



数回の良型のヤマメからのチェイスがあるが、

ロングディスタンスをとって

ルアーローテーションを繰り返しても

食わす事は出来なかった。

最後の最後に出迎えてくれた

Tochigi Ojika River

※Spino Minnow fat50s

可愛らしいイワナに感謝。

リリースをして男鹿川での釣りを終わりにした。

4日目は、このまま会津西街道を走り

会津 大川に行く予定だったが、

この日の夜からは、低気圧の影響で

大雨洪水警報に強風の予報。

道具を仕舞う頃には、

風が一段と強くなったのを感じていた。

イチかバチかで向う事も可能だったが、

無理はしない安全第一。

残る一日を残して残念ながら

今年の僕のGWの旅は終了した。

帰りに車で走りながら箒川を覗いたが、

どこもアングラーで満員だった。

秋には、箒川のレッドバンドのレインボーも楽しそうだ。

ふらっと入った「道の駅 湯の香しおばら」

店内で打っている本格的な手打ちそばで

その美味しさに度肝を抜かされた。

那須塩原は、蕎麦屋が多いと思ったが、

道の駅でもここまでレベルが高いのかと。

Tochigi Ojika River



また再度、この地を訪れたいと深く感じた。

帰りは東北道の渋滞を考慮して新4号をひたすら走る。

これが、実に快適であっという間に都内に入る。

見慣れた景色に「旅も終わったか」と正直寂しくなる。

Tochigi Ojika River



また数日後には、日常の生活に戻る。

翌日、道具を片付け、ワレットを整理すると

また僕の冒険心に火がつき

心をくすぐるのだった。

次はどのフィールドへ行こうかな。

Tochigi Ojika River



-TACKLE DATA -

ロッド » SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
リール » SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
ライン » APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
ルアー »Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc


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Posted by 結城 賢二 at 16:17 │Japan Trout

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