2017年03月28日
Taba River 2017 Part 1
【僕の解禁と生と死】

少しスロースタートでの2017年の僕の解禁。
時間があれば、狩野川のアマゴに会いに
行こうとも考えていたが、
人事異動で、連日仕事が忙しく
疲れが溜まり、フィールド行くのも躊躇する程だった。
それでも今年の渓魚達に会いに行きたいと
深夜に帰宅した体に鞭を打ち
ホームの山梨県 丹波山へ
愛車のジムニーを走らせた。
今年の冬は暖冬の影響で
河川は何処も渇水気味。
半年振りに訪れるホームも例年に無く
水量が乏しい状況だった。
それでも久しぶりに嗅ぐ
山の香りと渓の水音。
ヒヤッと冷たい早春の空気が心地よい。
逸る気持ちを抑えて
トラウトマンの正装に着替える。
そして急な崖を一歩一歩下り

お目得てのポイントに降り立つ。
解禁早々の早春の渓に
手を入れると悴む程の水温の低さ。

そして皆が待ち望んでいた解禁から数日が経ち
何処も真新しい足跡が目立つ。
それでも落胆する事は無い。
2017年の僕のシーズンスタート。
下手くそになったキャストを修正しながら
シーズン序盤の低水温期の魚の付き場を考えて
ミノーオンリーで釣りを開始する。
幸先よく数キャストでチェイスも確認出来て嬉しくなる。
そして直ぐに今年一匹目の岩魚が遊んでくれた。

半年ぶりに見る岩魚の姿に
子供のように何度もシャッターを切る僕。
「ありがとう」と一言掛けて慎重にリリース。
低水温期のこの時期の渓。
甘く無いのは重々承知なのだが、
幸先良く釣れた一匹に。
今日は調子が良いのかと思ったが...
歩いても歩いても魚が見えない。
それに加えて寝不足と疲れなのか、
朝からバランス感覚が悪く、
しかもフェルトソールも悪いのか、
上手く踏ん張れない。
何度も滑ったりコケたり。
仕舞には足を滑らせ淵に全身ダイブで泳ぐ羽目に。
この時点で山の神から忠告だったのかもしれない。
こんな状態で高巻きするのは危険だと思い。
一度林道に引き返し、再度入渓する事にした。

普段エントリーしない場所から入渓する。
急斜面を慎重に降りて行ったが、ルートを間違い次第に急な斜面は崖になる。
引き返そうと思い、来たルートを戻ると足が滑り10m程滑落。
滑落中に必死で足と指で止めて谷底まで30m位の所で止まる。
しかし手で掴まるものは無く
右にも左にも下にも上にも急斜面過ぎて行くのは危険。
どうする事も出来ない状況に呆然とするが、
落ち着いて深呼吸して腐葉土を渾身の力で掻き分け
木の根を探し、急斜面を一か八かで斜めに渡り
危険地帯から回避して無事に戻れた。
正直、落ちたら死ぬ。
まだ死にたくない絶対に死にたくないと
何度も思いながら無我夢中で脱出した。
今こうして家で文章を書いて生きている事が、信じられない。
そして生きているだけで幸せだと再認識さえられた。
釣りには無理は禁物。
しかし想定外のアクシデントも度々起る。
海も山も同じ
自然と遊ぶという事は、
一歩間違えれば、命を落としかねない。
これからも体の変化や心の変化を感じて無理はせずに
釣りと言う楽しい趣味と大自然を満喫したいと更に強く思った。
この日は、無事に戻れたので釣りは終わらせ。
お富さんへ今年の年券を買いに行った。

集落はのんびりと時間が過ぎて
先程のアクシデントが嘘のようだった。
僕の解禁は波乱万丈。
さて今年は、どんなカッコいい
渓魚達に会わせてくれるのだろう。
-TACKLE DATA -
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

にほんブログ村

少しスロースタートでの2017年の僕の解禁。
時間があれば、狩野川のアマゴに会いに
行こうとも考えていたが、
人事異動で、連日仕事が忙しく
疲れが溜まり、フィールド行くのも躊躇する程だった。
それでも今年の渓魚達に会いに行きたいと
深夜に帰宅した体に鞭を打ち
ホームの山梨県 丹波山へ
愛車のジムニーを走らせた。
今年の冬は暖冬の影響で
河川は何処も渇水気味。
半年振りに訪れるホームも例年に無く
水量が乏しい状況だった。
それでも久しぶりに嗅ぐ
山の香りと渓の水音。
ヒヤッと冷たい早春の空気が心地よい。
逸る気持ちを抑えて
トラウトマンの正装に着替える。
そして急な崖を一歩一歩下り

お目得てのポイントに降り立つ。
解禁早々の早春の渓に
手を入れると悴む程の水温の低さ。

そして皆が待ち望んでいた解禁から数日が経ち
何処も真新しい足跡が目立つ。
それでも落胆する事は無い。
2017年の僕のシーズンスタート。
下手くそになったキャストを修正しながら
シーズン序盤の低水温期の魚の付き場を考えて
ミノーオンリーで釣りを開始する。
幸先よく数キャストでチェイスも確認出来て嬉しくなる。
そして直ぐに今年一匹目の岩魚が遊んでくれた。

半年ぶりに見る岩魚の姿に
子供のように何度もシャッターを切る僕。
「ありがとう」と一言掛けて慎重にリリース。
低水温期のこの時期の渓。
甘く無いのは重々承知なのだが、
幸先良く釣れた一匹に。
今日は調子が良いのかと思ったが...
歩いても歩いても魚が見えない。
それに加えて寝不足と疲れなのか、
朝からバランス感覚が悪く、
しかもフェルトソールも悪いのか、
上手く踏ん張れない。
何度も滑ったりコケたり。
仕舞には足を滑らせ淵に全身ダイブで泳ぐ羽目に。
この時点で山の神から忠告だったのかもしれない。
こんな状態で高巻きするのは危険だと思い。
一度林道に引き返し、再度入渓する事にした。

普段エントリーしない場所から入渓する。
急斜面を慎重に降りて行ったが、ルートを間違い次第に急な斜面は崖になる。
引き返そうと思い、来たルートを戻ると足が滑り10m程滑落。
滑落中に必死で足と指で止めて谷底まで30m位の所で止まる。
しかし手で掴まるものは無く
右にも左にも下にも上にも急斜面過ぎて行くのは危険。
どうする事も出来ない状況に呆然とするが、
落ち着いて深呼吸して腐葉土を渾身の力で掻き分け
木の根を探し、急斜面を一か八かで斜めに渡り
危険地帯から回避して無事に戻れた。
正直、落ちたら死ぬ。
まだ死にたくない絶対に死にたくないと
何度も思いながら無我夢中で脱出した。
今こうして家で文章を書いて生きている事が、信じられない。
そして生きているだけで幸せだと再認識さえられた。
釣りには無理は禁物。
しかし想定外のアクシデントも度々起る。
海も山も同じ
自然と遊ぶという事は、
一歩間違えれば、命を落としかねない。
これからも体の変化や心の変化を感じて無理はせずに
釣りと言う楽しい趣味と大自然を満喫したいと更に強く思った。
この日は、無事に戻れたので釣りは終わらせ。
お富さんへ今年の年券を買いに行った。

集落はのんびりと時間が過ぎて
先程のアクシデントが嘘のようだった。
僕の解禁は波乱万丈。
さて今年は、どんなカッコいい
渓魚達に会わせてくれるのだろう。
-TACKLE DATA -
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

にほんブログ村
Posted by 結城 賢二 at 18:22
│Japan Trout