2017年03月28日
Taba River 2017 Part 2
【初春の新雪に広がる僕と獣の足跡】

3月も下旬。
三寒四温の日々。
少しずつ少しずつ季節は移り変り
春は近いてくる。
毎日のジョギングで
桜の花を見るのが楽しい季節になった。
僕のジョギングコースの石神井川の桜も
一分咲きといった所。
来週には満開になっている事だろう。
釣行前日に、寒冷前線の影響で山間部には
雪が降ったと聞かされていた。
しかし都内では雨の一日。
どの程度の降雪量があったのかと不安があったが、
この週も僕は、ジムニーを走らせ
渓魚達に会いに行った。
奥多摩町に入ると
前日の雪がまだまだ残っている状況。

僕のジムニーに履いかせている
GEOLANDARはツルツルと横滑りををする。
手に汗握りながら、本日お目当ての林道に入る。

車一台走るのがやっとの細い林道、
車窓から見える景色は、足がすくむ程の絶景。
数キロ走るが、次第に山影の林道は積雪量も増えて
さらに解けた雪がアイスバーンになっていた。
4WDに切り替え
一か八かでアクセルを踏み込むが、
スリップし前進は限界だった。
これ以上行くのを諦めて
バックをするが、上り坂で滑りブレーキが効かない。
危なく崖の車止めに衝突して最悪、転落する寸前だった。
「またやってしまった」
そんな事が脳裏によぎる程。
低速で無事に回避して
そのまま数キロ登った林道をバックで戻る。
何とか林道を抜け出し
僕は別の支流へ向かったのだった。
今日は、この支流を釣り歩こう。
そう決め込んで一面雪景色の渓を歩いた。

真っ白な林道を歩くと
獣たちが遊んだ足跡と

僕の進んだ足跡のみ。

数時間前、時間に追われて生活した環境下を離れて
誰も来ない渓で思う存分にロッドを振る。
聞こえるのは渓の音。
鳥の声、鹿の鳴き声。
人間になんて誰にも会わない。
谷の底に一人残ると
寂しく孤独と不安になるが、
強がりなのか、心とは裏腹に
心地良い緊張感が好きで仕方ない。
そんな環境下、キャストを繰り返すが、
ガイドが凍る程の寒さ。

厳しい状況で、少しでも
魚達の反応があれば、気分も乗るのだが、
一向に魚が顔を見せる事がなかった。
低水温時のポイントを絞り
片道6㎞の道のりを打って行くが、
ミノーの後ろを元気なく近寄ってくる渓魚の姿。
それでもチビ岩魚が相手にしてくれて
少し気持ちがホッとする。

同サイズの岩魚をバラしたりと
春の銀世界の渓を楽しむ。

前回の釣行の際にダメだったキャストも
やっと修正が出来てきた。

往復12㎞のウォーキングを終わらせ
本流も見て回るが、魚っ気が無く。
お富さんに寄り、年券を受け取って帰路に。

清々しい春セミ鳴く新緑の季節に
渓で釣りがしたいものだ。。

-TACKLE DATA -
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

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3月も下旬。
三寒四温の日々。
少しずつ少しずつ季節は移り変り
春は近いてくる。
毎日のジョギングで
桜の花を見るのが楽しい季節になった。
僕のジョギングコースの石神井川の桜も
一分咲きといった所。
来週には満開になっている事だろう。
釣行前日に、寒冷前線の影響で山間部には
雪が降ったと聞かされていた。
しかし都内では雨の一日。
どの程度の降雪量があったのかと不安があったが、
この週も僕は、ジムニーを走らせ
渓魚達に会いに行った。
奥多摩町に入ると
前日の雪がまだまだ残っている状況。

僕のジムニーに履いかせている
GEOLANDARはツルツルと横滑りををする。
手に汗握りながら、本日お目当ての林道に入る。

車一台走るのがやっとの細い林道、
車窓から見える景色は、足がすくむ程の絶景。
数キロ走るが、次第に山影の林道は積雪量も増えて
さらに解けた雪がアイスバーンになっていた。
4WDに切り替え
一か八かでアクセルを踏み込むが、
スリップし前進は限界だった。
これ以上行くのを諦めて
バックをするが、上り坂で滑りブレーキが効かない。
危なく崖の車止めに衝突して最悪、転落する寸前だった。
「またやってしまった」
そんな事が脳裏によぎる程。
低速で無事に回避して
そのまま数キロ登った林道をバックで戻る。
何とか林道を抜け出し
僕は別の支流へ向かったのだった。
今日は、この支流を釣り歩こう。
そう決め込んで一面雪景色の渓を歩いた。

真っ白な林道を歩くと
獣たちが遊んだ足跡と

僕の進んだ足跡のみ。

数時間前、時間に追われて生活した環境下を離れて
誰も来ない渓で思う存分にロッドを振る。
聞こえるのは渓の音。
鳥の声、鹿の鳴き声。
人間になんて誰にも会わない。
谷の底に一人残ると
寂しく孤独と不安になるが、
強がりなのか、心とは裏腹に
心地良い緊張感が好きで仕方ない。
そんな環境下、キャストを繰り返すが、
ガイドが凍る程の寒さ。

厳しい状況で、少しでも
魚達の反応があれば、気分も乗るのだが、
一向に魚が顔を見せる事がなかった。
低水温時のポイントを絞り
片道6㎞の道のりを打って行くが、
ミノーの後ろを元気なく近寄ってくる渓魚の姿。
それでもチビ岩魚が相手にしてくれて
少し気持ちがホッとする。

同サイズの岩魚をバラしたりと
春の銀世界の渓を楽しむ。

前回の釣行の際にダメだったキャストも
やっと修正が出来てきた。

往復12㎞のウォーキングを終わらせ
本流も見て回るが、魚っ気が無く。
お富さんに寄り、年券を受け取って帰路に。

清々しい春セミ鳴く新緑の季節に
渓で釣りがしたいものだ。。

-TACKLE DATA -
Rod: SOULS / TROUT FINALIST EXPLORER 50LS Ver2
Reel: SHIMANO / TWINPOWER 2000HGS×わたらせ樹脂工房 楓瘤
Line: APPLAUD / GT-R Trout Edition 4LB
Lure: Buddy 50s.Rough Stream Minnow50.Matt Homura50s.Spino Minnow fat50s.slim50s.・・etc

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Posted by 結城 賢二 at 23:30
│Japan Trout